[ラストに向けてイラストを描いてみよう!] トピック

2017年06月17日
17:01

テンプレ→プロフ絵の描き方

別トピックに配置しているテンプレートを使用してプロフ絵を描くための
簡単な説明です。

「描き方の方針」
用意するもの
・ペンタブレット
・レイヤー機能のあるお絵かきツール
・描きたいキャラクターのスクリーンショット

あれば使ってみても良いもの
・好きな絵師さんのメイキング
・すでに買ってしまったお絵かきツールの教本

使用するツール
・鉛筆ツール
・消しゴムツール
いずれも塗ったときに色の混色やボカシの効果が発生しないツールを使用します。
これらを使い、アニメ塗りという影をぼかさない方式で塗っていきます。
特に記載がない場合、線の太さは通常4ピクセル、髪の毛とか細いのは2ピクセルで描きます。

基本的な描き方
1.身体のあたりを配置
2.目、髪の毛、オプションを選ぶ
3.線画の調整
4.色塗り(基本色)
5.色塗り(影)
6.服、小物の追加

とりあえずはテンプレートをそのまま使用して、5.までの
説明を記載しています。
6.については、別トピック「テンプレ→プロフ絵の描き方2」を参照してください。

書き込み

1番~14番を表示

2017年
06月11日
21:05

1.身体のあたりを配置
キャンバスや画像を描くための領域を作成します。
高さ、幅400で作成します。
解像度の指定が必要な場合は72を指定してください。
(印刷向きのものではありませんので)

身体のあたりのうち、鼻と口がかかれているものを配置します。
(ClipStudioならメニューからファイル-読み込み-画像で選択)

線画を抽出します。
(メニューからレイヤー-ラスタライズ。そのあとで編集-輝度を透明度に変換)
線画の抽出機能がない場合は、上からなぞって線画を描くようにしてください。

2.目、髪の毛、オプションを選ぶ
目、髪の毛、オプション(ドミニオンやタイタニアの翼)を選び線画を抽出します。
作成方法は「1.身体のあたりを配置」と同じ方法です。
それぞれ別レイヤーとして作成します。

・配置後のレイヤー構成
上の画像のようになります。

2017年
06月11日
21:06

3.線画の調整
身体のあたりレイヤーから髪の毛に隠れる部分を消します。
ここでは分かりやすくするため線画の色を変えています。

2017年
06月11日
21:08

4.色塗り(基本色)
パレットのテンプレートをレイヤーとして配置します。
輝度を透明度にするとグレーになってしまうので、上の画像のように
パレットのテンプレから左上の部分だけを選択領域で切り取り
別レイヤーとして貼り付けてください。

2017年
06月11日
21:11

基本となる色を塗ります。
色はパレットの一番左側の列にある色を使用します。
色がない場合はカラーサークルの色相部分(1番目の画像の赤い矢印)を
動かして色を変えてください。

(自動選択ツールで選択後、塗り潰しツールを使用して色を塗ります)

このとき上の画像(2番目)のように塗り残しができてしまうので
そちらは拡大して個別に塗っていって下さい。

2017年
06月11日
21:12

上の手順を使用して、同じように肌と目を塗ります。

2017年
06月11日
21:14

5.色塗り(影)
キャラクターに影をつけていきます。
光源の位置を左上として描きます。
キャラクターの右手側が明るく、左手側が暗くなります。

・影の種類
以下の3種類に分けます。
ハイライトは目と髪の毛に使用する反射光ですが一緒に説明します。
それぞれを別のレイヤーにしてください。
影1(陰)
影2(影)
ハイライト

2017年
06月11日
21:17

「影の形と色」

ここでは例として髪の毛を塗ります。
まず影1(陰)を塗ります。
パレットの2列目の色を選択します。

髪の色がパレットになくて作っちゃったよ!という方はどの色でも良いので他の色で、まず塗ってください。

影1(陰)は対象に存在する光の当たらない部分を指します。
この影1は見ている人に角度が変わっていることを伝えるためのものですので
光に対して異なる角度になっているところに塗ります。
光源は左斜め上としましたので、光の向きと同じ角度にあたるキャラクターの頭頂部右側以外を塗ってしまいます。
一番左の画像になります。

影の大きさを調整します。
影の大きさ 明るい方向は少なく(小さく)、暗い方向は多く(大きく)します。
キャラクターの右手側の影を消します。
変更後が、真ん中の画像になります。

消した理由としては、光が一番左の画像のように当たっていると
思ってもらえれば良いです。

2017年
06月11日
21:17

他にも明るい部分あるんじゃない?と思った方は鋭いです(’’

簡単に描こうという趣旨なので省略している部分があります。
また、どれだけ影をつけるかは個性にもなりますので、自分で描くときは、いま疑問に思った部分にも影をつけたり消したりしてみましょう。

2017年
06月11日
21:19

続いて影2(影)を塗ります。
パレットの3列目の色を選択します。
影2(影)は何かで光が遮られて暗くなってる部分を指します。
この影2は見ている人に、その分が奥に引っ込んでいることを伝えるためのものですので
光源の方向に物があるところと、影1で塗っている部分同士の中でさらに奥になっているところに塗ります。
一番左側の画像になります。

・お約束の影を追加
髪の毛の先にVの字に影をつけていきます。
髪の毛の房より先の方が奥にあるものなので影自体はつけるのですが
真ん中部分の方が髪の毛が厚くなるので、Vの字でつけることが多いようです。
Vの大きさは小さめに描いておいて、物足りなければ大きくしてください。
左から2番目の画像になります。

2017年
06月11日
21:21

最後にハイライトを塗ります。
色はパレットの1列目の色を選択してください。
選択したら一番上の段で左上付近に彩度と明度を変えます。
一番左側の画像になります。

ハイライトは光が直接当たる面の角度が変わり始める位置にできますので
影1の境界線付近を太目のブラシで塗ります。
真ん中の画像になります。

影の形を調整します。
ハイライトは明るい部分ですので、影とは逆に
明るい方向は多く(大きく)、暗い方向は少なく(小さく)します。
形としては三日月を半分にしたような形に削ります。
右の画像になります。

以上で髪の毛は完成です。
肌も同じようにして塗ります。

2017年
06月11日
21:30

色の選択について
髪の色を作っちゃったよって方、お待たせしました。
以下の方法で、影色を変更して置き換えてください。
影1からです。
まず色相を変えます。

上の画像はカラーサークルが、色相、明度、彩度のうち
何を指しているかです。

ベースカラーが
青とか赤色に近い→色相を紫の方向に少し動かします。
黄色っぽい→色相をオレンジの方向に少し動かします。
水色や緑色かなぁ→色相を青色の方向に少し動かします。

彩度を上げます。
今の位置から、カラーピッカーの幅の6分の1ぐらい右側に動かします。

明度を下げます。
今の位置から、丸一つぶんぐらい真下に動かします。

どういうことなの?
て方は以下のサイトを参考にしてください。
いちあっぷ 影色が分からない人必見!表現幅が広がる影色の選び方
https://ichi-up.net/2016/068

これでうまく色ができない場合は
明度のみ下げるとか、明度を下げずに彩度のみを上げるなどを
やってみてください。
どうなるかの例(コピペしてhを足してください)
いいタイトルが思い浮かばない お絵かき講座
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3412885

上記の動画に
11:17 明度だけを下げた影
11:26 明度の下げ方を小さくして、彩度を上げる
の例があります

2017年
06月11日
21:31

影2について

以上の方法で作った影1をベースカラーとみなして、影1を作成した方法を
使用して影2を作成して置き換えます。

2017年
06月11日
21:32

目の影を塗る
最も描き方に違いが出る部分です。
ここでは最小限の影だけをつけます。

白目と瞳に影用のレイヤーを追加します。
白目部分は灰色の影1の色を使用します。
瞳の部分は影2よりもずっと暗い色で塗ります。
色の作り方は、「色の選択」の方法を使用して一段階、暗くした色を作成します。
一番左の画像になります。

この色からさらに明度を大きく下げます。
真ん中の画像になります。

上から三分の1ほどを上瞼の線に沿って弧を描くように塗ります。
右側の画像になります。

2017年
06月11日
21:35

瞳孔部分を描きます。
瞳孔部分は奥の組織が光を反射しないため影として描きます。
(演出として光を描くこともあります)
これまで瞳と言ってた部分は実際には「虹彩」にあたります。
一番左の画像になります。

次に虹彩部分の周辺には影があるので、それを描きます。
真ん中の画像になります。

最後に白色で丸くハイライトを描いて目は完成です。
右側の画像になります。

以上で、キャラクター本体は完成です。
目や髪の毛は、色々と個性が出る部分ですので、メイキングや教本がある人は、それらの塗り方も取り入れてみてください。

1番~14番を表示