新たなる侵略者
ここは、どこかの次元。
そこにいくつかの人が集まっていた。
「今は・・・われらボスがいない為、このメンバーで会議を始める」
この集団達の中のボスは他の仕事に忙しく、不在だった。
今回はそこに集まった者たちが作戦会議を開くことに。
「何処を侵略をするかだな・・・では何処をまず侵略すればいいと思うか?」
ハスターは質問をだし、ベリアルは答える。
「ファーイーストあたりを攻めるのが良いのではないでしょうか?」
「確かにエミル界の食糧生産の99%はファーイースト地方で賄ってるらしいからなぁ。カーマインブリックもファーイーストでとれた物を食べてるかは不明なのだが」
「ファーイースト?もっといいとこあるよっ。北アクロニア平原を僕らが占領するのはどう?」
ベリアルやタイタスはファーイーストがいいと思ったのだが、ゆ~りんは北アクロニア平原を推奨した。
その理由とは・・・・
「エミル界には北地方は色々と重宝している地域です。北平原とその周辺地域(アクロニア林、アクロニア丘陵、スノップの山道(北側)を占領しとけばエミル界の冒険者の行動範囲を狭める事が出来ます。」
「ゆ~りん、どうして北アクロニア平原がいいんだ?」
ベリアルはゆ~りんに質問をした。ゆ~りんは答えた。
「ノーザン地方と氷結の坑道への行き来が困難になるだけでも大きいです。ノーザン地方にはスキルリセットを唯一行えたり、そこでしか三次職への転生が出来ない。新たに三次職になれる冒険者達が減るだけでもエミル世界へ大打撃を与える事が出来ると思うんだ」
といった感じで会議が終了し、ベリアル、ゆ~りん、タイタス、ハスターの4名とその手下達は北アクロニア平原へと向かったのだ。
書き込み
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09月11日
09:43
1: ゆーちゃん☆プラス
ここは北アクロニア平原。アクロポリスシティの北へある平原。
そこに異次元の侵略者軍。ハスターを筆頭に数々の手下達が現れた。
その目的とは・・・・
一人の金髪で赤い鉢巻をつけたイケメンな商人がいた。
その商人は別の地域からきた余所者の行商人である。
この辺には珍しい物があったのか、少しの間滞在をしていた(3年近くも、そしてもっともっと滞在予定)
「そこのいっけめんさ~ん、私達の計画に協力してくれませんか?」
「いいぜ。いい加減エミル界の冒険者へムシャクシャしてたんだ。みんな金づるとしてしか見てくれない。金のウロコで数千億ゴールドぐらい冒険者達にお金を取られてもう、大赤字だよ。みなさんのために協力してあげますよ・・・」
このイケメン行商人。相当インスマウスと冒険者に恨みがありそうだ。
「作戦。金のインスマウス改造計画。強化した金のインスマウスを北アクロニア平原やその周辺地域にばら撒く」
というわけで作戦は成功。
倉庫の金インスはステータスは変更ないが、フィールド用のは改造され、強化された。
金のインスマウスはレベル150にあがった。HPが35万に上がった。ATKが1230に上がった。
スキルは・・・ノクシャスブラスト、ゴゥアウト、ヴァニッシュメント、スタンブロウ、HP50以下で3分周期に怒、HP30以下でアブリテイションを使用するようになった。
経験値は15万になった。
ドロップ品はライギョーの金のウロコ、金の魚のウロコ、金塊、金のナゲット、ディメンション水晶ドロップとなった。
その後・・・・
北平原とその周辺の地域がそのめっちゃ強い金インスに侵略された。
ウェストー開拓地やファーイースト地方へ行く冒険者は別ルートを使えば行けるのがわかり、ファーイーストへの徒歩の時間は逆に短くなっていた。
ノーザン地方やスノップ雪原へ向かう冒険者は飛空庭を使って行っていた為、問題なかった。
そして極限まで極めた三次職にとっては金インスはお手頃の相手として狩られたり、徒歩でノーザン地方へ向かったりするほどそこまで強くない相手だった・・・
高レベルの三次職以外の人が徒歩でノーザリン岬やスノップ雪原へ行くのが困難になっただけでそこまで影響力のない侵略だったのである・・・
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