ＥＣＯ以外のお話が書いてみたくて。
文量が多くなりそうなのでアップはきっとＰＤＦになる・・・のかなぁ。
冒頭を書き始めてすでに１０ページ目に突入・・・
冷めないうちにがんばろう♪
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俺は走っていた。
知らない道を。
でも、
これから知ることになる道を。
「うわぁ、この道で合ってるのかなぁ。遅刻するような時間じゃないけど、もしも反対方向だったらヤバいよなぁ。」
俺は、走りながら周りを見渡して、同じ制服を着た誰かに会わないかチェックしていた。残暑という言葉も過去となってしまった十月の朝、お日様の忘れ物かと思ってしまいそうな暑すぎる日差し。制服のネクタイを少し緩め、小さな交差点で盛大に溜息をつく。額にじんわりと浮かぶ汗を甲で拭い、交差点の残りの３方を順番に眺め、もう一度小さく溜息をつくと、今来た道の反対方向へ歩きだした。
「ちょっと？そこのキミ？どこに行くの？そっち学校じゃないでしょ？」
「へ？」
俺は間抜けな顔をしていたと思う。きっと彼女も思っているはずだ。ゆっくりと声の方へ向きを変えると、そこに制服姿の少女が立っていた。見たことあるデザイン、そう学校案内のパンフレットに載っていた制服と同じだ。
「た、助かったぁ。」
「え？何？えぇ？」
こうして、俺の新しい生活は幕を開けた。
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