桃「ミヤオちゃん!おはよう!!」
ミヤオ「……
誰!?」
桃「にゃ!?」
~前回までのあらすじ
桃がユニオン化したことで2人の仲は大きく近づいた。
ミヤオ「とりあえずここでは今までと同じようにご主人でお願い。いやマジで」
桃「え~、可愛いのに」
ミヤオ「いや恥ずかしいから!ていうかなぜにちゃん付け!?」
桃「忘れてそうだけどあたしってミヤオちゃんよりずっとお姉ちゃんなんだよ」
ミヤオ(……そういえばそうだった)
……近づいたはず。
~フシギ団の砦
桃「それはさておいてご主人!あたしも十分強くなったんだしカーマインまでいってみない?」
ミヤオ「カーマイン?たしかLv80台のモンスターがうろちょろしてるんだっけ。火力不足でじり貧になりそうだけど大丈夫かしら」
桃「大丈夫だって!じり貧になってもあたしが回復してあげるから」
ミヤオ「(……じり貧は確定なんだ)まぁ折角だしちょっと覗いてくるのもいいかもね」
~カーマイン砂漠
ミヤオ「というわけで砂漠に到着!」
桃「ご主人!シャボタンだよシャボタン!!腕試し腕試し!」
ミヤオ「やっぱ火力不足が否めないけど桃が回復してくれるから長期的に戦えそうね。属性を合わせたら普通に狩り場にしてもいいかも」
桃「えへへ~」
ミヤオ「この調子ならカーマインブリックまで普通に行けるわね。どうせだからちゃっちゃと行こっか」
桃「でも砂漠で迷ってる人が沢山いるって話だよ。大丈夫?」
ミヤオ「大丈夫だって、北西北の順にマップ移動すればいいだけなんだから簡単簡単」
~数十分後
ミヤオ「……ここはどこだ」
桃「あ、ご主人スフィンクスがいるよ!」
ミヤオ「わ~いスフィンクスはリカバリー使うからじり貧が激しいぞ~」
桃「……ご主人大丈夫?」
ミヤオ「まさか西につながる部分を見つけられないとは思わなかった……」
桃「いや流石にグダグダになったのは突然南に行ったり東に行ったせいだと思う」
ミヤオ「途中で西に移動した気がしたんだけどねぇ……」
桃「こうなったらレスキューしてもらうしかないんじゃないの?」
ミヤオ「いや、こうなったら自力でカーマインまでむかうしかない!な~にここにスフィンクスがいるのが分かれば大体の位置は調べれるし……」
~さらに数十分後
ミヤオ「ようやく着いた……」
桃「砂漠は疲れたよ~」
こうしてミヤオと桃は無事カーマインブリックまでたどり着いたのだった。
~おまけ
ミヤオ「そういえば、初心者フリマの時に手に入れたECOメダルでモンスタースケッチのスキル石が当たったの。だからせっかくなので流行りのアレを作ってみたわ」
ミヤオ「スフィンクスフィギュア~」
「ちなみにスキル石のモンスタースケッチはスケッチブックいらずなの。え、今は高性能カメラの時代だって?」
桃「そうだねスキルに必要になるかもとわざわざ買ったスケッチブックが無駄になっちゃったね」
ミヤオ「し~、余計なことは言わない!」