ブースト「加速してみないか?」
ミヤオ「…………」
ブースト「少女よ、加速してみないか?」
中の人「というわけでフレンドから背負い魔ブーストをいただいたのでミヤオ用に闇色に染めてみました」
ブースト「加速してみないか?」
ミヤオ「うん、事情は分かってるけど。でもブーストを装備するということはペットと背中の枠を奪われるわけで……」
桃「あたしの補正含めてキャパ100減るもんね」
ミヤオ「その上桃の回復に頼れなくなるから手持ち用の回復アイテムの分でキャパがすごく圧迫されることに……」
ブースト「……加速しないのか?」
中の人「でもそれらはプレイスタイルを修正すれば何とかなるわけで」
ミヤオ「むぅ……」
ナギハ「……使わないなら私が貰う」
ミヤオ「
使ってみるのも悪くはないわね」
ナギハ「ちっ」
ファウエル「……現金な奴め」
桃「ということはあたしはお払い箱なの?」
ミヤオ「いや、移動のときだけブースト装備にすればいいんじゃない?両方ともショートカットに入れておけば桃を緊急回避させる時にも便利だし」
ファウエル「となると後は持ち物整理だな。手持ちのいらん道具を預けてキャパを減らさねえと」
桃「となるとまずは使わない分の属性武器だね。いつも背中部分に入れてたけどそのまま持ったままだとショートカット切り替えの邪魔になるし」
ミヤオ「そうね、後は使わなそうなものを適当に……」
~数分後
ミヤオ「というわけでちょっと狩りに行ってくるわね。さて、ブースト点火!」
ブースト「ファイア!」
桃「いってきま~す」
ファウエル「…………」
胡桃「あれ?ミヤオお姉ちゃんのバイクが置いたままだよ」
若菜「ん。ミヤオお姉ちゃん忘れ物してるの」
ファウエル「
……って俺かよ!!」
~後日談
黒「今日から経験値フィーバーか。ん?我が主よ、今日はブーストを使わないのだな」
ミヤオ「確かに移動速度が速くなって快適だけど、どうせDサウス2Fの入り口でちまちま狩るだけだから今回そんなに移動が必要なわけでもないのよね。ってことでキャパ重視で行くことにしたわ」
桃「クエ用にD翡翠集めときたいしね。じゃあいってきま~す」
~Dサウスダンジョン2F
ミヤオ「さすがに2次職だと囲まれたら処理しきれないわね!ていうか今回湧きヤバすぎでしょ!?」
桃「経験値フィーバーで狩りしてる人が多いせいだと思うよ。ってご主人!!そのショートカットは……」
ブースト「あっ」
↑ショートカットを押されて突然現れるブースト。
ミヤオ「あっ」
↑操作ミスのせいで回復役を戻した揚句にキャパオーバーになって動けなくなったバカ。なお背中枠のアイテムのせいで桃を装備しなおしてもキャパオーバーのまま。
~数分後
ミヤオ「し、死ぬかと思った……」
桃「……使わないならショートカット解除するか預けるかなりしとこうよ。まったくもぅ」