桃「ささのは~、さ~らさら~♪」
ホラキ「笹の準備はできたぞ。短冊を高いところに飾る時は足元に注意するように」
杏「は~い」
クヅル「あれ、先輩達はなにをしてるっすか?」
藍「いらっしゃいませ、クヅル様。本日は七夕ですので皆で短冊飾りを書いているのです」
山吹「フミヅキはんから七夕笹もろうたからな。折角ちゅう話や」
クヅル「たなばた?それっていったいなにをするんっすか?」
ミヤオ「七夕って言うのはね。昔、織姫と彦星っていうカップルがイチャラブしてたせいで働かなくなったから親がマジギレして強制別居させられたのよ。けど流石にかわいそうだから7月7日の日だけ会うことが許されたって話」
クヅル「ほへ~、正直よくわからないっすけど成程っす」
ミヤオ「で、短冊に願い事を書いて笹に飾るってわけよ」
クヅル「……ほえ、織姫云々と短冊云々につながりがなくないっすか?」
ミヤオ「……細かいことはどうでもいいのよ」
桃「皆で祝うって気持ちが大事なんだよ!」
茜(……無理やりごまかしてるわね)
菫「とりあえずクヅルさんも短冊書いてみない?」
胡桃「クヅルお姉ちゃんも一緒に短冊書くの」
若菜「……ん、一緒に飾るの」
クヅル「えと、それじゃあお言葉に甘えるっすよ」
~
クヅル「え~と、『
パートナーシステム実装されてもストライダーが弱くなりませんように クヅル』。これでいいっすかね?」
胡桃「なんだかちょっぴり後ろ向き?」
若菜「……ん、お願いは前向きなほうがいいの」
クヅル「むぅ、でも『強くなりますように』だとちょっと偉そうな気がするっすよ」
ホラキ「あっちはあっちで悩んでるみたいだな」
ミヤオ「別に大事でもないんだし、そこまで深く考えなくてもいいのにね」
空「ここで大怪盗空様参上!『
空は大切なものを盗んで行きました、それはご主人の願い事です』。というわけで短冊強奪してズサーーーー!!」
ツムハ「はてさて、ミヤオさんの願い事はなんですかね~」
ミヤオ「あ、こら、返しなさい!」
空「それでは歌います!『
ローキーイベの後半戦でイースターみたいにブースト転生石ゲットできるイベントが発生して、そんでもってブースト転生石が手に入りますように ミヤオ』」
ミヤオ「…………」
ツムハ「…………」
桃「…………」
ホラキ「……燃やすか」
茜「そうね」(シュボ)
ミヤオ「
ンギャーーーーー!あんた一体何してくれてんのよ!!」
ホラキ「
それはこっちのセリフだ阿呆!あの阿鼻叫喚の事実上失敗イベントを再びやってほしいだなどと気でも狂ったのか!!」
ミヤオ「限りなくゼロに近くても入手できる確率があるほうがいいし!!」
ホラキ「寝言は寝て言え!夢だけ見て現実に打ちのめされたイースターを忘れたわけではあるまい!!」
ミヤオ「
それでも!一攫千金で!!奇跡の大逆転をあきらめない!!!」
ホラキ「
はっはっは、よし表に出ろ。そのひんまがった根性叩き直してやる!」
桃「あわわあわわ」
ツムハ「まさかの大激戦ですね~」
空「このような事態を引き起こしてしまうとは!あたしの秘めたる魔王力が恐ろしい!!」
茜「なに馬鹿なこと言ってるのよ!あたしは白姉さんたち呼んでくるから桃姉さんは何とか鎮めといて!!」
桃「ええ~~~~!!」
クヅル「『
パートナーと一緒にいろんな強敵と戦えれるようになりますように クヅル』っとこんなとこっすかね。二人はどうっすか?」
胡桃「えと、あたしはね『
みんな仲良く一緒にいられますように 胡桃』だよ」
若菜「若菜もできたの。『
みんなでおいしいゼリコポーションをいっぱい飲めますように 若菜』なの。みんなで飲むととても美味しいの」
クヅル「それじゃあ笹に短冊を飾るっすよ」
胡桃「あ、でもご主人たちがケンカしてて短冊飾れないよ……。ぐすん」
若菜「……ん、あれは『喧嘩するほど仲がいい』なの。仲良しだから大丈夫なの」
クヅル「なんか短冊がどうのこうのって聞こえるっすね。そんな大事でもないし別にそこまでしなくてもと思うっすよ」
~なお、この後4人は無茶苦茶怒られた。