アヅサ「アシ子を手に入れて早一週間。ん?このフレーズ転生した辺りにも使った気がするぞというのはさておいて」
ツキオミ「いきなり無茶苦茶な始まりだな、おい」
アヅサ「さておく、さておくのだ、さておいた。アシ子の育成の名目もあれば面倒な狩りもやる気が出てきていい感じ」
アシ子「アシスタントの面目躍如だよ!」
アヅサ「そのやる気をぶん回した結果、マチャ子がLv94でアシ子が転生Lv60まで育ったのだった」
タマキ「でもミヤオちゃん先輩ならもっと早くアシ子ちゃんを転生させれたよね~♪」
アヅサ「カーマインでなんでもザクザク狩れるイレ子先輩とD海底洞窟で亀におびえながら傭兵男に滅してもらってるマチャ子を一緒にしてもらっては困るぞと」
ツキオミ「流石にそこは職差だから仕方ねーだろ」
アヅサ「しかり。一応マチャ子もダメマと傭兵男の滅でサクサクとはいかないもののそこそこいい感じに狩れてはいるんだぞと」
アシ子「でも時々ダメマ入れて1発殴るまえにバンディットさんが滅で倒しちゃうときもあるの」
タマキ「そこはパートナーとれーる使えば問題ないんじゃないのカナ~?」
アヅサ「そんな時々しかない状況のためにとれーるを使うのはもったいないぞと。そもそも傭兵男が滅をすぐ使ってくれるわけでもなく」
アシ子「私がカッコよくボコすか殴れるならマスターもとれーるを使ったかもだけど。ほら私サポート専門のアシスタントだから」
ツキオミ「これはもったいないとか言ってるうちにとれーるを腐らせるパターンだな」
タマキ「俗に言う『エリクサー使えない病』だね♪」
~
アシ子「と順風満帆に見えるけど実はちょっとした問題を抱えてるんです」
ツキオミ「……問題?」
アヅサ「端的に言うと
Dタツノオトシゴ狩りに飽きてきたということだと。Dタツノオトシゴは割と狩りやすいが職経験値が少なくてやる気ゲージを削ってしまうのだった」
タマキ「じゃあタツノオトシゴちゃん以外を倒せばオッケーだね♪」
アシ子「う~ん。D海底洞窟に限ると、クラゲは猛毒スタンガスでバンディットさんが簡単に死んじゃう。ヤドカリは攻撃がなかなか当たらない。魚は経験値的にタツノオトシゴ狩りしたほうがよさげ。亀はアースクライが怖い。シーサーペントは減衰がかかるから微妙。とそんなところだから……」
ツキオミ「D海底洞窟ならタツノオトシゴ狩りが一番いいと」
アヅサ「そして現在JobLv43、後もう一歩で鞄の達人を覚えれるのが悩みどころ。上位の狩り場に行ってさっさとジョブをあげるか鞄の達人を覚えてから上位の狩り場にいくのか、さてはてどっちだと」
アシ子「ちなみに次の狩り場はDサウスかカーマイン遺跡辺りで考えてるよ。マスター範囲攻撃ないから数で稼ぐ狩り場には向いてないしね」
ツキオミ「やっぱ地道に行くしかねーんじゃね?単価上がってもペースが落ちたら意味ねえし」
タマキ「え~、やっぱ狩り場を変えるべきだよ。大丈夫だってミヤオちゃん先輩も2次時代にソロでDサウスとかカーマイン遺跡とかで狩りしてたんだしアヅサちゃん3次職なんだから余裕余裕♪」
エルエフ「あの、意見よろしいでしょうか」
アシ子「え、どちら様?て言うかいつからそこに!?」
タマキ「エルエフちゃんは最初からいたよ?喋ってないから出てこなかっただけだけどね♪」
ツキオミ「ま、いつものことだな。で、なんだ?」
エルエフ「はい、アヅサさんの狩りの件ですが、
ミヤオさんに養殖してもらうのはどうでしょう?いまならPT内Lv差も問題ないですし」
タマキ「ほへ~~」
ツキオミ「そうきたか」
エルエフ「どうせならカーマイン遺跡の安地で騎乗ペットに乗ったまま待機して騎乗ペットを育てるのもありかと。あれ、アヅサさんどうしました?」
アヅサ「悩んでいる部分を根本的から投げ飛ばすナイスアイデアに驚きつつも、それって何か違うくねと思っていたり。いや確かにマチャ子よりもイレ子先輩のほうが戦闘能力は上だけれどと」
アシ子「端的に言うと、ここは一人で頑張りたいってことだよ」
エルエフ「そうですか、いい案だと思ったのですが」
ツキオミ「けど今のとこ中の人が騎乗ペットを育てようとすると養殖プレイ以外手がないんだろ。遅かれ早かれやるならさっさとやってもいいんじゃね?」
タマキ「やっちゃいなよ~♪」
アシ子「えと、気温も下がってきてるからポンコツノートパソコンも熱暴走の危険が下がってると思うよ……?」
アヅサ「言われれば言われるほど養殖でよくね?と思えてしまうが、何故かマチャ子の中のこだわりがそれに対してノーを突きつけていたり。でもよくわからんうちに面倒になって養殖するんだろうなと思うのだった。おしまい」