前回までのあらすじ
冒険者ミヤオは自分の趣味の為に持ち金全てを使い果たした。
当面お金は使わないと強がってはいたが……。
ミヤオ「さ~て、トンカまで来たわけだし飛空庭の登録でもしとこうかしら」
トンカ市長「登録料50000Gです」
ミヤオ「へ……?」(財布の中身1万G弱)
桃「あ~あ」
ミヤオ「こらこら死んだ魚のような目で責めるな」
ミヤオ「こころのかけら落とさないしキャパは限界来るし……。やっぱり長期の狩りの為にたんす買っといた方がいいわね」
販売ゴーレム「たんす小15万Gで販売中」
ミヤオ「高!」
杏「どうしたの?買わないの?」
ミヤオ「無理!」
ミヤオ「さぁ次は空子をゲットよ!」
桃「鉄火山のモンスター強いよご主人!」
ミヤオ「大丈夫!薬でごり押しすれば何とか……」
空「必殺!魔王アクアスト~ムパ~ンチ」
ミヤオ「グエーーーーー」
ミヤオ「薬代がかさんでお金が足りない!」
菫「最後のは明らかにプレイングミスよねぇ」
山吹「とゆうか道中でも無駄に倒れ過ぎとちゃう?」
胡桃「桃お姉ちゃんも沢山倒されて痛そう」
若菜「ん、死んだ魚さんのような目をしてるの」
空「いや~、桃を倒したらキャパオーバーで動けなくなっちゃうなんてわらえるよね~」
ミヤオ「えーいそこ、あえて触れなかった部分をつつかない!」
茜「で?結局金欠をどうするのよ。地道にクエでもこなすしかないじゃない」
藍「では運搬クエストなどはどうでしょう?討伐クエストに比べて報酬のGが多いようですが」
ミヤオ「その点については心配無用。割のいい稼ぎ口があるのよ」
ネコマタ達「「……?」」
ミヤオ「インスマウス狩りよ」
~よそもの倉庫内にて~
桃「結局地道にクエを回してるし~」
ミヤオ「……うっさいわよ桃。それにしても視界がとりにくいわねこのダンジョンもとい倉庫」
桃「デルタサーガの時もだけどマップの見方も微妙に違うからなれるのが大変だね~」
ミヤオ「ここの魚類は無駄に弱いから大丈夫だけどね。っと次の部屋が最後のようね。噂以上に楽な仕事だわ」
ミヤオ「
って多!!」
桃「残り討伐数が80ぐらいあるから変だと思ってた~」
ミヤオ「ちょ、次から次へとわいてきてうっとうしい!無駄に重くなるからやめなさいってば!!」
~数分後~
ミヤオ「まぁ結局雑魚だから苦戦しないけどね」
桃「もみくちゃにされて少し成長した気がする。……それでいくら儲けたの?」
ミヤオ「手に入れたの全部露店に売っぱらって20万ぐらいね。よし、このまま続けるわよ!!」
桃「儲けたお金で薬も買ったし、たんすも少しそろえたし~」
桃「ってまた増えてる!!」
ミヤオ「いや~カタログ見てたら安かったしさ~。5万だよ5万。前回の時より2万も安い。山吹のは10万だったけど他が安かったからセーフってことで」
桃「安かったって偶然見つけたみたいないい方して!どうせわざわざ検索したんでしょ!」
ミヤオ「うん。大丈夫黒と若菜の分も安かったからしっかり買っといた」
桃「黒姉さんまだいないし若菜ちゃんのは胡桃ちゃんので十分じゃない!どうせ面倒だから付け替えとかしないくせに!!」
菫「まぁまぁ少しぐらい大目に見てあげてもいいじゃない♪」
山吹「せやで、お金は趣味の為につこうてなんぼや」
ミヤオ「ね」
桃「ね、じゃな~い。だからあれほど衝動買いは駄目だって言ったのに~」
ミヤオ「ああそれなら大丈夫。桃のネコマタハート30万で買えたけど高かったから自重したし」
桃「……うがーーーーー!!」
ミヤオ「白のも10万だったけど様子見、……って桃落ちつけ!戻れ!戻れ!」
桃「このバカご主人が~」
ミヤオと桃は今日もバカ騒ぎをするのだった。
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