ケガをしたのですか?
ん?
あぁ、ちょっとな。
わう・・・
可哀そうなのです、痛いの痛いの飛んでけ~なのです、わうわう。
ありがとよ。
そうだ、そのケガを治してあげるのですw
準備するので待ってて欲しいのです、わうわう。
え?
あ、おい、ちょっと待てって!
走るの速いなぁ・・・もう行っちゃったよ・・・
~~~10分後~~~
わうわう!
ただいま~なのですよw
おかえり~って・・・ずいぶん大勢いるな。
ケガは大丈夫?
で、この集まりは何なんだ?
わうわうw
ぼく達、犬系種族はケガをしたら、舐めて治すのです!
ご主人様のケガを治すのです、わうわう。
そういうワケだ。
ほら、傷をだせよ。
俺と妻で治してやろう。
いや、いいって。
遠慮なさらなくても良いんですよ?
ホントにいいんですって。
バウアー、気持ちは嬉しいが俺とお前は、むしろケガしたことの不注意を叱りあう関係だったじゃないか!
確かにな・・・
だが可愛い妹の頼みなんだ。
無下に断ることもできないだろ?
そうだよな。
だから、こうして来てくれた事で舐めてもらったと解釈しよう。
それでいいんだ。
そうか・・・そこまで言うなら、お前の意思も尊重しよう。
戦友というのも時には大変なんだな。
だが俺は義理とはいえ兄弟なんだ。
遠慮無用だぞ。

だ、だめだ。
やらなくていい!!
・・・もしかして、俺は信用されてないのか?
信用できるのは女だけ、なのか・・・

違う違う!!
変な誤解すんなよ。
俺は男なんざ、絶対お断りだが姉貴を幸せにしてくれた義兄貴は、信用・・・いや、信頼してるんだ。
ただ・・な。
その・・・ケガをしてる場所が、ちょっと恥ずかしいところなんだよ。
分かってくれ、義兄貴。
そうか・・・信頼するとまで言ってくれたのは大いに嬉しいが、それでもなお、見られたくない場所なのか。
分かった。
それならば子供の頃から仲が良く、肉親である姉を呼んでやろう。
義兄貴ィ!!
お願いだから、それだけは絶対にやめて!? 頼むから姉貴には黙っててくれよ!!
わ、わかった。
アレも好意で暴走するところがあるようだし、実弟だと確実に・・・
ケガしてるのに何もしてやれないのは心苦しいが、家に戻るとしよう。
じゃあ私達が舐めてあげるからねw

・・・・ダメだ。
お前らに舐めてもらうのは想像すると、とても興奮するんだが絵的に考えるとだな。
児童ポルノ禁止法に思い切り引っかかりそうな気がするんだ。
いや、気がするんじゃなくて、完全に引っかかる。
だからダメ。
じゃあ、お姉ちゃんなら大丈夫だねw

おう!
と、言いたいが玉藻に変な事をやらせるとだな。
確実にフレンドを一人、敵にしそうな気がするんだ。
いや絶対に敵になる。
だから、やんなくていい。
じゃあ、残るは私ですねw
正妻の特権ですわw
さぁケガはドコなのですか?

ケツのアナ。
・・・・どこですって?

ケツのアナ・・・と、雪の女王であります!
仕方ありませんわね。
ほら、お尻を出してくださいませ。

お前・・・妙に慈愛に満ちた表情してやがるな。
なんでだ?
犬族に限りませんけど、動物は可愛い我が子の排泄を舐めて綺麗にしてあげるんですよ。
だから、でしょうか。

舐めなくていいからな。
あら、何故ですの?
玉藻さんにして欲しいのでしたら、私が頼んであげましょうか?

そもそもケガを舐めて治すって言ったのはバウ・アルマの好意だ。
俺は望んでないんだよ。
それに、そこで舐めてもらうと・・・
お前らの俺に対する視線が、子供に対する母の視線になる気がする。
俺が欲しいのは妻であって母じゃない。
だから、やんなくていい。
分かりましたわ!
さすが、私の旦那様ですわねw

・・・・でも、ボラギノールを塗るのは手伝ってもらおうかな。
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