エミル・クロニクル・オンラインSNS

～ウェストフォート
ミヤオ「ふぅ、今日の攻防戦も無事勝利に終わったわね」
桃「相変わらず修復しかしてなかったけどね」
ミヤオ「明らかに火力が足りないんだから仕方ないでしょうが。……と桃、急いでエミル界に戻るわよ」
桃「ん？なんでまた急に」
ミヤオ「それはね……、このあと開催されるペットDEチャージ大会参戦するからよ！」
桃「なんですと～！」

～ダウンタウン闘技場内
ミヤオ「ルールはいたって簡単。ユニオンペットにチャージアタックを使わせて案山子とかかぼちゃとかのアイテムモブを自分の陣地に押し込むだけよ。詳しいルールは『ペットDE天下一武道会 in Clover』コミュの掲示板に書いてるから各自参照しといて」
桃「まる投げした！？」
ミヤオ「いやこういうのって勝手にリンクはっていいかわかんないし」
桃「別にはっても大丈夫だと思うけどな～。……でもよかった～。ペット同士の殴り合い大会じゃないんだ」
ミヤオ「いやいや、そんな素敵殴り合い空間に支援特化の桃を突撃させるわけないでしょうが」
桃「うんまぁ、それはさておき明らかにいつもと勝手が違うよね。そこんところ大丈夫なの？」
ミヤオ「あんた何のために先日魔法学校のかぼちゃ相手にチャージし続けたとお思ってるの？」
桃「え……、ストレス発散かもしくはただの奇行かと」
ミヤオ「ははは、……あとで殴るぞ」

～数刻後
ミヤオ「そろそろ1回戦の始まりね」
桃「あたしたちの出番はまだか～」
ミヤオ「ま、他の選手たちの動きを見て傾向と対策を……」

～1回戦終了
ミヤオ「……うん無理！」
桃「あきらめ早！」
ミヤオ「いやだって大会のスポンサーさん他の参加者からダブルスコアとってるんですけど！なにこれこわい」
桃「だからって諦めちゃだめだって！ほらチャンスはまだあるってば！！例えばビギナーズラックとか……」
ミヤオ「それって自分の実力じゃもうダメって意味じゃない！！」
運営「第2回戦、北コーナーミヤオさんどぞ～」
桃「ほら出番だよご主人！」
ミヤオ「……ｵｳ」
桃「ガチガチに緊張してる！？」

～2回戦
ミヤオ「……ｿﾛｿﾛｼｱｲｶｲｼｶｼﾗ」
桃「ご主人！出遅れてる！！」
ミヤオ「え、嘘！？……って仕方ないとりあえず桃ゴー！」
桃「ねぇ、他のモブが邪魔でつき飛ばせないんだけど！」
ミヤオ「えと、えと……。とりあえず戻って横から殴る！」
桃「こうだね！？」
ミヤオ「殴りすぎ！え～と対岸側から殴り返さないと……」
桃「ねぇ殴るの？戻るの？どっち！？」
ミヤオ「……うが～～～～～」
桃「落ち着いてご主人！モブを殴っちゃダメ～～～！！」
ミヤオ「ええぃ、焦りでマウスの操作ミスが激しすぎる！！」

～2回戦終了
ミヤオ「2点で最下位……。終わった」
桃「うんグダグダだったね」
ミヤオ「あとは他の試合を見学するだけね」

～しばらく経過
ミヤオ「今更になって大体の初手の動きが分かってきた気がする」
桃「ははは～、それは次の機会だね～」
運営「え～、それでは決勝戦の前に予選敗退者の方々で敢闘賞戦を行いたいと思いま～す」
ミヤオ＆桃「なぬ！」
桃「これは今のご主人の発言が口から出まかせではないことを証明するチャンス！」
ミヤオ（余計なことを口走ったかもしれない……）
運営「ミヤオさん東コーナーへどぞ～」

～敢闘賞戦
ミヤオ「まずはとりあえず手前のモブから陣地に引き込む！」
桃「おお！今回は出遅れてない！！」
ミヤオ「後は近くにあるのから徹底的にぶちこんでくだけ！」
桃「やった！さっきより明らかに稼げてる！……けどさ」
ミヤオ「……なによ？」
桃「これって高得点のモブ確保できないからじり貧になるんじゃ」
ミヤオ「……あ」

～敢闘賞戦終了
ミヤオ「結果5ポイントか……」
桃「さっきよりは十分活躍できたし上出来だよ」
ミヤオ「でも運営の8ポイントを除いた他の参加者が6ポイントと0ポイントだから敢闘賞には届かずね」
桃「とり逃した案山子さえあれば6ポイントになったから同率で敢闘賞もらえたのにね」
運営「え～と、ミヤオさん７ポイントで～す」
ミヤオ＆桃「！？」
桃「えっ、これってどういうことなの？」
ミヤオ「単純に勘違いしてるみたいね……。こっちがゲットしたカボチャちゃんとオレンジ色だし」
説明しよう！ミヤオのいる東コーナーは緑のかぼちゃを陣地に押し込むと3点ゲットできる。一方対面の西コーナーはオレンジのかぼちゃで3点だぞ！ややこしいね！
桃「……どうするのご主人！？このまま気付かないふりをしてたら敢闘賞がっぽりゲットできるかもしれんで！」
ミヤオ「お～い、途中から山吹になってるぞ～。っていうか、んなアンフェアなことできるわけないでしょ～が。普通に自己申告するって」
桃「ですよね～。それでこそご主人」
ミヤオ「そもそも他の運営スタッフの内誰かが普通に気がつくってば……」

～大会終了
ミヤオ「とりあえず大会が終わったわね」
桃「ねぇねぇ！参加賞のユニオンミール食べていい！？食べていいよね！」
ミヤオ「あんたまだLv70台でしょうが。それに私が転生するまでLv80以上にする気はないわよ」
桃「え～、ケチ～～」
ミヤオ「何はともあれやっぱりこういうイベントに参加するのは楽しいわね」
桃「次回はリベンジだよ！」



お疲れさまでした