コオミ(オロオロ)
ナギハ「…………」
コオミ「うぅ、大丈夫ですわよね……」
ドゥクス「どうしたコオミ!無駄に胃に穴があいてますと訴えるような顔をしてるぞ?」
プルル「あ~、えとね~。なんか半年ぶりにオークションが開催されるとかでクヅルが出かけてるんだよ」
コオミ「また無駄遣いして銀行の残高がなくなるんじゃないかと思うと。……うぅ、目まいがしてきましたわ」
ナギハ(……いつものことなんだからいい加減慣れてほしい)
プルル「でも以前にミヤオが行ったときには無数に飛び交う金額の嵐に呑まれてなにも買えなかったって言ってたけど」
ドゥクス「さらにインフレが激しいこの世の中、文字通り桁違いの金額が飛び交うとみたな!」
コオミ「だからこそ怖いのですわ!もしもノリと惰性で全財産を吹っかけたりしたらと思うと……」
ナギハ「
いいから落ち着けチョップ」
コオミ「はぅ」
プルル「あ、気絶した」
ナギハ「……ネガティブ発言つづけられても鬱陶しいだけ」
ドゥクス「とりあえずクヅルが帰ってくるまで放置だな!」
~
クヅル「ただ今戻ったっすよ~。……アレ、なんでコオミは寝てるっすか?」
ナギハ「……うるさいから黙らせた(物理で)」
プルル「ま~、クヅルも帰ってきたことだし起こしますか。えいっ!」(ゴキッ)
コオミ「はぅ!」
コオミ「うぅ……、なんだか頭が痛いよぅ」
プルル「口調口調」
コオミ「あっ。……何故か頭が痛いのですけれどどういうことですの」
ナギハ「……うるさかったからこう頭をカタログの角でえいって」
ドゥクス「こういう時に、ごまかしがないのがうちのいいところだな!」
プルル「ま、コオミも起きたとこだしクヅルに本日の成果を発表してもらおっか!」
コオミ「……!やっぱり全財産消滅!?」
ドゥクス「なにも買えなかったと見たな!」
クヅル「なんか扱いが酷くないっすか?」
ナギハ「……とりあえずはよ」
クヅル「じゃあお披露目するっすね。今回の収穫はこれっす!!」
クヅル「
スチームパンクワンピース(桜)っすよ!!」
ドゥクス「いつぞやの課金キャンペーン品だな!」
ナギハ「……それ以外は?」
クヅル「いや、これだけっすね」
クヅル「他にも気になる商品もそれなりにあったっすけどやっぱり皆金持ちっすね。すごい額がポンポン提示されてたっすよ」
プルル「いやはや、やっぱりすごかったんだね~」
クヅル「次の機会があればアヅサに行かせて出品してみるのも悪くないっすね。まぁ、出品するようなのがあればの話っすけど」
プルル「で、いくら使ったの?」
コオミ「……!」(ビクッ)
クヅル「これ1品で30Mっすよ。いや~、なんか5M刻みに増えてたから30Mって言ってみたらなんか買えたっすよ。言うだけ言ってみるもんっすね」
コオミ「…………」
コオミ「…………」
コオミ「それぐらいでしたら、まぁ別に……」
ドゥクス「コオミの奴も何気に感覚がマヒしてるな」(ヒソヒソ)
ナギハ「……少し前だったら絶対に胃に穴があいてた」(ボソボソ)
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