ミヤオ「さて毎度のごとく唐突だけど、狩りを続けるのに必要なものって何かわかるかしら」
桃「
やる気。ご主人に欠けてるものだよね」
ミヤオ「その通り。ではそのやる気を維持するのに必要なのは?」
新緑『目標とか?手頃な目標があるとやる気が出るよね』
ミヤオ「そうね、基本的に狩りの目標はLv上げになるわけだけど」
黒「その際において今回のような経験値フィーバーはモチベーションの上昇につながるわけだが……。主のことだ、それだけではあるまい」
ミヤオ「ええ。で、ここで今回の状況だけれど、
3次Lv100越えしているのでフィーバー2時間の狩りではLvUPがあまり見込めない。というか下手したら奈落狩りしてる人に憑依を拾ってもらったほうが経験値を稼げる可能性がある。この状態で狩りのやる気を維持するには何が必要かしら?」
桃「ええと……」
黒「つまり、
憑依落ちでは稼げない部分で目的を見出せばいい。だな?」
ミヤオ「正解」
桃「憑依落ちでは稼げない……。はっ、つまりあたしたちの分の経験値とか!」
ミヤオ「ではやる気を維持できなかったのよね。残念ながら」
新緑『がーん』
黒「そうなると残りは……、モンスタードロップか」
ミヤオ「そ、というわけでフィーバー期間はずっと
カーマイン西居住区でスムージー狩りをしてたわけなのよ」
新緑『スムージー狩り?』
桃「たしかブルガルスムージーがたまに落とす緑色の液体を一度に100個渡すと『
マリオネット・スムージー』が手に入るんだよね」
ミヤオ「そうね。……ぶっちゃけ使わないんだけど」
新緑『……使わないの?』
ミヤオ「現状、私とアヅサ以外運搬要員で狩りしないし。私もアヅサも物理職だから魔力いらないし」
桃「で、でも専用スキルの『ミミックリー』は宴会芸に使えるって……」
ミヤオ「使う相手も場もないし」
新緑『…………』(じゃあなんで手に入れようと思ったんだろう?)
桃「…………」(多分突発的な入手欲求だと思う)
ミヤオ「そんなわけで、
ヴァニッシュメントを使ってきて正直うざいスムージーどもをフィーバー期間中蹴散らし続けた結果」
ミヤオ「無事スムージーをゲットできたわ。……うん、やっぱり使わないけど」
ミヤオ「あ、あとなんかLvも108にまでなってたわね。いつのまにか」
桃「いやいや、それってなんかで済ませる部分じゃないよね!?」
ミヤオ「確かフィーバー開始前が105か6だったから2~3上がった計算になるわね。多分」
新緑『多分て……』
ミヤオ「まぁ、緑色の液体も微妙に端数が残ったし今後もLv上げは西居住区でのスムージー狩りになりそうね。……ヴァニッシュメントがうざいけど」
黒「そこまで嫌なのか」
ミヤオ「あとローパーのアースゲインもめんどいし。ぶっちゃけ2Fサロンでマシーナリーと戯れたほうが何も考えずに済んで楽よ、楽」
桃「……じゃあそこにすればいいんじゃ」
ミヤオ「
あそこ機械知識ないとドロップ品が微妙だからイヤ!それに白い武器の処分がどれだけ手間になるか知ってるの!?」
新緑『……いくらそこそこの値段で売れるからっていちいち交換しなくても』
桃「まったく、微妙に貧乏性なんだから」
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