
新緑『経験値1.5倍なのでカーマイン遺跡で狩りをしていたご主人と桃ねえさん、だが、その時は突然訪れたのだった』
~カーマイン遺跡

桃「あ」

ミヤオ「どしたのよ」

桃「Lv110になちゃった」

ミヤオ「……思ったより早かったわね」

桃「1.5倍とはいえLv109でもカーマイン遺跡の敵1体につき経験値0.4%ぐらいもらえたからね~」

ミヤオ「プレイヤーの転生前の経験値テーブルもこれぐらい楽だったらよかったんだけどね」

桃「だね~」

ミヤオ「それじゃあ噂のクロニクル転生しに戻ろっか」

桃「うん!」
~

新緑『そんなわけでご主人たちは南アクロニア平原まで戻ってきたのだった』

黒「当初は白い世界に配置される予定だったのが利便性のために南アクロニア平原に配置されることとなったのだったな」

ミヤオ「さて、桃。準備はいいかしら」

桃「うん、覚悟は十分。何が起きても驚かないよ!」

ミヤオ「よし、それじゃあいくわよ!!」
~ただ今転生中

ミヤオ「…………」

桃「……ふぅ」

黒「これは……」

新緑『驚くぐらい何事もなく終わったね』

ミヤオ「……そうね、もっとこう仙人がハッスルとかしだすものかと思ってたんだけど」

桃「それはともかく、ついにあたしもハイネコマタに転生……」

黒「そんなものはない」

桃「にゃんと!!」

ミヤオ「で、ステータスはどんな感じなのよ」

桃「えっとね、大体こんな感じ」

桃「あと、クロニクル転生すると成長指針がリセットされるんだね」

ミヤオ「まぁ、初心者とかはよくわからないままステ振りしたりするかもだし、色々わかってきたころにステ振り直しの機会があるのはいいことだと思うわよ」

黒「あとは再びLv上げをすることでさらなる成長が見込めるか……」

新緑『私も早く転生したい』

ミヤオ「そうね、どうせなら経験値ボーナス期間中にもう少しパートナークロニクル転生を狙ってもいいかもね」
~

桃「あ、そういえば転生記念に「P・竜眼解放」のキューブもらったよ」

ミヤオ「……即ゴミ箱廃棄」

桃「
にゃ~~~~!?」

黒「主よ……」

ミヤオ「だって別に桃は竜眼解放使わないでしょ、サポート専門なわけだし。それに覚えたら忘れられないらしいし、あとでいくらでももらえるらしいし」

新緑『全部伝聞系』

桃「いや、まぁうんそうなんだけどさぁ。逆にいえば常に追従型カスタムAIなんだから暴発させることもないし、記念に覚えさせてくれても……」
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