私はヴェルディア。
仲良くしようね。
今日から私達は家族だよ。
・・・。
まだ、リタのハレルヤが気になる?
・・・。
天の塔に辿りついても、入れないかもしれない。
それ以前に到着できるか分からない。
それ以前に命が・・・。
分かってるよ。
あれは、あの庭はアイツの棺なんだね。
アイツの墓なんだよね。
私はさぁ・・・。
異世界の出身なんだ。
・・・?
だから何よ?
異世界の故郷から比べると、この世界は狭い!
・・・せまいの?
狭いわね。
きっと、この大地、この大海原の向こうにはね。
まだ見ぬ何かがあるのよ!
町か文明か技術か・・・
はたまたDEMの強大な国家かも・・・
あ、あるのかしら?
さぁねぇ?
でも、きっと何かあるよ。
あのすっとぼけたハレルヤは、必ずそこへ行く。
そして遥かに優れた技術で延命してるのよ。
そうかしら?
きっと、そうなのよ!
弟は海の彼方に思いを馳せてるわ。
いつか必ず行くでしょう。
もちろん、私もね。
その為に転生してやるのよ。
アンタも、それに付き合いな!
気の長い話ね~・・・
それくらい長くないと、再会したハレルヤに話す土産話がショボくなるってもんよ!
さあ茜、行くよ~!
仕方ないから、付き合ってやるわよ。
長い旅になりそうだけどね。
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