十月に仲間入りしたパラケルスス・ロアだ。
我が君はSNSの物語性を重視する、とは先に誰かが言っただろうか?
私も、その物語の必要性からファミリーに仲間入りしたんだ。
今の庭は諸君も知っての通り、極めて安全な航路のみ通れるようになっている。
だが世界は広い。
先ごろも砂漠の果てに遺跡と町が発見されたじゃないか。
冒険者たるもの、未知の領域に飛び込んで新しい発見をして、初めて冒険者と名乗れるのではないかな?
だが未知の領域に飛び込んで庭が故障したら?
まだ知らぬ技術・知識に出会ったら?
我が君は、そういう事も考えて錬金からメカに至るまで、何でも知ってる人物が欲しかったようで、それで白羽の矢が立ったのが私というわけだ。
もっとも、優先順位は低かったらしいがね。
それは当然だろう。
SNSの空想の中での役割なのだからな。
だが御縁というのは確かに存在するらしい。
我が君のリングメンバーに、私を三人も当てた幸運児がいたのだ。
私にとっては以前の主君とも言えるかな?
その人物が我が君に売り込みをかけたらしい。
破格の条件だったそうだ。
何しろ、私を先に渡す。
金銭はあとからで良いと・・・・。
その信頼は重すぎて、我が君は断ったらしいが・・・・
いつまでも待つと言われたようだ。
そのメンバーの意気に感じた我が君は資金を貯めて、私を仲間にしたのだ。
我らベルッドファミリーは着々と、冒険に出る準備はできている。
諸君は、どうかな?
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