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先日、ドラ子とゴーチンを関羽と張飛に例えたんだけどさ。


そのような猛将に例えられるなんて光栄ですね。


せっかくだから、我が家の五虎将軍を選んでみようかと思ったんだ。


決まらなかったのでは？


そうなんだよ！！
よく分かったな？


我が家には綺羅星のごとき人材が揃ってますから。


うん、それで五じゃ足りないからさ。
語呂の良い数字を考え始めてね。
武田は二十四将だったかな、とか。
徳川や光武帝は二十八将だったかな、とか。
それで思い出したのが、中の奴のリアル友人でね。


何かやらかしたんですか？


やらかしたっつーかね。
コーエーの三国志、１だったか2だったか・・・
遊んでて、自慢げに見ろって言うんだよ。


なにがあったのです？


武力や知力が９０以上の武将を全部配下にしてた。
数字は忘れたけど、３５虎将軍だぞ、みたいな自慢をされてな。


それなら天下統一も簡単でしょうね〜・・・


いや、それがw


まさか統一できなかったのですか？


かなり大きな勢力の敵がいたんだ。
とは言え、最高の人材は全部配下だろ？
負けるはずがない。


ですよね〜


あの当時、艦これがあったなら・・・
奴に、あの言葉は届いたろう。
慢心、ダメ、絶対に。
だが届いたところで、心は改めない。
何故なら、それが慢心なのだから。


しかし、そうなっても無理もありません。
相手はコンピュータです。
お世辞にも賢いとは言えません。
逆に、そこまで有利なのに、どうやってガチで負けたんですか？


天下統一に向けた天下分け目の戦いだった。
戦力は、ほぼ同じ。
両軍共に出陣できる最多の武将及び兵数だった。
友人は武力の高さを活かして、次々に突撃を仕掛ける。
敵は突撃に対抗出来ず、次々に討ち取られて、あっという間に兵力は半減した。
友人は武力と知力が９０以下の武将に生きる事を許さない。
次々に捕虜を処刑していく。


なんと酷い・・・


敵の残存兵力も、すぐに同じ運命を辿る。
そう思っていた。
だが友人は新しい処刑方法を思いついたらしく、俺に言ったよ。

面白い事を思いついた。
残りの敵は焼き殺 す、と。

最高の知力を誇る武将が数名、敵を囲むように動いて一斉に火計を行った。
今の三国志だと、炎に包まれても兵隊の数が減少するから、いきなり焼死はしない。
だが昔のは即死するんだよな。


じゃあ、敵軍は将兵合わせて数十万が！？


あぁ、あれは戦争じゃない。
虐殺だ。
だが友人は笑みを浮かべて楽しそうだった。
だが、敵軍が炎に飲み込まれる前に、わずかに計算が狂ったんだ。


と、言いますと？


最高の知力を持つ武将が放った炎は、友人の予想を遥かに超えて燃え広がったんだ。
戦争マップ全体に炎は広がり、燃え続けた。
敵軍の生き残りは、わずかに残った安全な場所にいた。
炎は飲み込む相手を選ばない。
友人の誇る最強の軍団に牙を剥いたのだ。


まさか・・・自分の火計で全滅ですか！？


その通り。
他の領土にも何人か武将はいたけど、統一するには数が足りないし、君主までが戦死してるから、忠誠心も激減して引き抜かれまくってた気がする。
驕れる者は久しからず、だよな。


マイナス方向に劇的でしたね。


まぁ、俺達は慢心せず、地道に頑張ろうぜ。