ミヤオ「さて、ECOサービス終了に向けてやっておきたいことを早速やってきたわ」
桃「早速って、早いなぁ……」
ミヤオ「まぁ様子見してるうちにできなくなっても困るわけだし」
ミヤオ「というわけで最後になるかもしれないお迎えがコレよ!!」
ルチフェロ「もうすぐこの物語もおしまいね……」
桃「ここでルチフェロかぁ」
ミヤオ「正直いうと去年のECO祭りでアプデ情報を見た時に『サービス終了がチラついてきたかな』と思ってたのよね。んで、その時に思いついたのよ」
ミヤオ「とある、フシギな物語。
全ての物語に、開幕がある。
ならば、いつかは終幕が訪れ、
物語の幕を引く。
勇者は倒れ、世界は滅び、
最後に吐き出される吐息を、
言えなかった心残りを預かり
心に留め置く役割を、いつしか
人々は魔王と呼んだ。
記憶の書架でのこの一節をふと思い出してね」
ミヤオ「なら、私の想いを受け取ってくれる相手として、ECOの最後を迎えるときは隣に魔王がいてほしいって」
ルチフェロ「わかってる。魔王としてこの世界のさいごはみとどけるから」
桃「そっかぁ~。……でも残念だな、最後の時に隣りにいるのがあたしじゃないのって」
ミヤオ「その点は済まないわね。とりあえずパートナー憑依枠で勘弁してくれないかしら?」
桃「……許す!」
ミヤオ「それじゃあそういうことでよろしくね」
ルチフェロ「うん、わかった。でもまだ幕引きには時間があるのよ?だから最後まであなたの物語の勇者でいてね」
ミヤオ「ええ、わかってるわ。だから最後まで私らしく駄文らしく行くわよ」
桃「え、駄文らしくって?」
空「
魔王・空、参上!!なにやらアタシに黙って魔王を名乗る不届き千万なヤツが来たと聞いて格の違いを教えに来たぞ!!」
ルチフェロ「む……、魔王ときいては黙っていられない」
空「ふっふっふ、どちらが真の魔王足り得るのか勝負だ!!」
ルチフェロ「のぞむところよ。ぜったいに負けないから」
桃「うわぁ、一気にしんみりした空気が吹っ飛んだ」
ミヤオ「駄文らしくていいでしょ?」
桃「……だね」
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