
桃「どこで最後を迎えるのかと思ったらここかぁ」

桃「まさか心象風景とはねぇ」

ミヤオ「プレイヤーキャラである私の心の中。多分、ECOの世界で一番現実に近い場所がここだと思ったのよね」

ミヤオ「そして最後の時を一緒に迎えるのが」

ルチフェロ「パートナー枠が魔王のわたし」

桃「憑依枠が最初の相棒の私と」

オトメ「初めてお迎えしたアタシ」

フロン「そして最後まで隣で戦ってきた私……。えと本当に私なんかでいいんですか?他に思い入れがあるパートナーがいるんじゃ……?」

ミヤオ「いいのよ。他の子とはさっきのぶらりで一通り済ませたつもりだから」

フロン「そうですか……。なら最後まで隣にいさせてください」

キッド「ちょっと待った!!パートナー枠と憑依枠はもう空いてないけどそれ以外の枠に入り込ませてもらうわよ!!」

イザナミ「主様と一体で最後の時を迎える、これほどの喜びがありましょうか、ああ、ああ!!」

ルチフェロ「結構な大所帯ね」

桃「だねぇ」
~

ミヤオ「さてと、それじゃあルチフェロ?」

ルチフェロ「いつでも大丈夫よ。わたしのゆうしゃ」

ミヤオ「それじゃあいくわよ」
とある、フシギな物語。
全ての物語に、開幕がある。
ならば、いつかは終幕が訪れ、
物語の幕を引く。
勇者は倒れ、世界は滅び、
最後に吐き出される吐息を、
言えなかった心残りを預かり
心に留め置く役割を、いつしか
人々は魔王と呼んだ。 
ミヤオ「確かに世界は救われたわ。クジラの脅威が去り、ハスターも良き未来へと歩み始めた」

ミヤオ「けれどこれからも続いていくと信じてた世界が終わるというのは結構堪えるものよ。例えハッピーエンドだったとしても」

ミヤオ「だから世界がハッピーエンドで終わるこの時に、魔王に最後の言葉を預けたいのよ」

ルチフェロ「……わかったわ。それじゃあその言葉を教えて?」

ミヤオ「それは……」

桃「
楽しかったよ!!」

オトメ「
願わくばまたいつかどこかで」

フロン「
これからも頑張りましょう!」

キッド「
新しい冒険の幕開けよ!!」

イザナミ「
この想いは永久に一緒です」

ミヤオ「……アンタたち」

桃「えへへ、あたしたちだって最後に伝えたい想いはあるんだよ?」

オトメ「そういうこと」

フロン「ミヤオさんだけにカッコつけさせませんよ!」

キッド「ふふん、ビックリしたでしょ!」

イザナミ「さて妾達の番はこれで終わりです」

ルチフェロ「それじゃあ改めて、ミヤオの残したいさいごのことばを教えて?」

ミヤオ「はぁ……、それじゃあ言うわよ」

ミヤオ「
ありがとう」
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