ご主人様、一緒に散歩してほしいのです、わうわう。
いいとも。
散歩しながら、お話しようか。
はい、なのですw
皆でカーマイン砂漠を歩いた時に、星空が綺麗だった。
あれから宇宙の神秘に思いを馳せる事があるんだ。
意外なのです。
御主人様は女体の神秘にしか興味がないと思っていたのです。
わうわう。
否定はしねぇけどよ・・・
俺だって純粋に夜空を見上げたりするよ。
お前は星空を見上げたりすんのかよ?
勿論なのです、わうわう。
星空を見上げて、それを宇宙と呼ぶ。
そう呼んだ先人達には尊敬の念を覚えるのです、わうわう。
え? えっ!?
そりゃまた、なんでだよ?
宇とは空間の広がりを、宙とは過去から未来に至る時間の広がりを意味してるのです。
つまり、宇宙とは広がりゆく時空という意味なのです。
この深遠なる神秘の世界を、たった二文字で表現するなんて、素晴らしいのです、わうわう。
・・・やべぇ。
こいつが何を言ってるか分からねぇ・・・
食う事しか考えてないと思ってたのに。
これは二千年も昔の淮南子に出てる話なのです。
御主人様は教養が足りないので、少し勉強するのです、わうわう。
女の子の裸の写真が出てる本ばかりじゃダメなのです、わうわう。
一番、バカそうな奴に説教された!?
男子三日会わざれば刮目して見よ、なのです。
ボクは女の子ですが、志を持って努力する者は短い期間でも驚くほどの進歩をするのです、わうわう。
相手を侮れば御主人様が苦い敗北をするのです。
お、俺が悪かった!
だから勘弁してくれよ〜・・・
ボクはバウ族の英雄、ノラ・バウアーの妹なのです。
能ある鷹は爪を隠すのです、わうわう。
犬のくせに鷹を気取るかよ・・・
わう?
何か言いましたか?
何も言ってないぜ!
これからは、口じゃ勝てそうにないな。
・・・頭も。
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