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おい、義兄貴！！


何を怒っているんだ？
俺は、お前の姉を泣かせた事など無いぞ。
いつも、俺の隣にいて幸せそうに笑ってくれている。
勿論、一方的に幸せにしてやっている、などと言うつもりはない。
俺もまた、彼女によって幸せな気持ちになっているのだから。
俺達は幸せに生活してるし、そのように怒られる道理はないはずだが？


姉貴を不幸にしたから怒ってるってワケじゃないんだが・・・
つーか、真顔でノロケかよ


事実を言ってるだけだ。


まぁ堅物の義兄貴に限ってないとは思っていたが・・・
何故、バルルンと義兄貴の組み合わせなんだ！？
まさか、バルルンに何かやってないだろうな、と思ったわけだ。


あの娘は義弟殿が好きなのだ。
俺が、いや他の男性も含めて、誰が言い寄っても歯牙にもかけまいよ。


そ、そうか？


ああ、俺には分かる。
今回の件も運営による大人の事情で、俺達には何も無いから心配は無用だ。
第一、そんな事で俺に文句を言うのは、あのバルル・アルマを信頼してないってことだろう。
それでは、あの娘も悲しむのではないか？


そうか・・・そうだな・・・
今のは無かった事にしてくれ。


構わない。
小さな誤解が解消された、ただそれだけの事だからな。


すまない、義兄貴。
ありが・・・


ゴルアアアアアアアアアアアア！！！
ウチのワー君に、私の大事なダンナ君に、何をするかああああ！！


ぐはぁ！？
な、なぜ、ただの突きで・・・ここまでのダメージがッ！？
攻撃スキルを使ったわけでもないのに・・・


攻撃スキルなんて言ってるうちは、まだまだ甘い甘いｗ
全身の動きをスムーズに流れるように、力み無く連動させていくのよ。
そうすれば、ただの突きでさえ必殺技のような威力を持つわけ。


そんなことが・・・


無駄な力を使わないで打つから疲れないのよ。
流れるように連動させるから、大きな威力で連打できるのよ。
じゃあ・・・とどめねｗ


姉貴・・・いや、お姉ちゃん、ごめんなさい！！


ん～・・・
お姉ちゃんかぁ・・・久しぶりに言われたなぁ


もう許してやってはどうだ？
俺は何もされていない。


ワー君が、そこまで言うなら許すわねｗ
あんたもワー君に感謝しなさいよ？


・・・・はい。


じゃあ、あとはそこで隠れて見てるミナヅキちゃん。
よろしくね～ｗ


はい！
お姉さま！！