桜は美しいな・・・
梅か何かに比べると、花の色が淡いピンクで物足りないけどな。
でも全部が開花すると圧倒的な量で咲き誇るんだ。
そうなると真っ青な空と桜の花の対比というか・・・
とても美しくて綺麗で・・・
むぅ・・・
御主人は桜を見たのか?
毎日見てたよ。
道の両脇に桜の木が、たくさん生えてるんだ。
その枝が大きく張り出して、桜のアーチを作っていた。
そんな道が200mくらい続いてるんだよ。
私も見たい!
連れて行け!
連れてってやりたいなぁw
桜吹雪って言葉を知ってるか?
勿論、知ってるぞ!
私をバカにするなよ、御主人!
バカになんかしないよ。
俺も桜吹雪って言葉は知ってたんだよ。
でも、真の意味で知ったのは実際に見た時だな。
そうか、分かったぞ。
何が分かったんだ?
御主人は私をバカにしたんじゃない。
自慢してるんだ!
あ〜・・・そうかもw
何しろ休日なんか、あの桜吹雪の中を歩いてるのは、俺一人でな。
こればかりは人が多勢いる所で見るのたぁ、ワケが違うんだぜ。
誰もいない中を一人で歩いてると、つい考えるんだ。
なにを?
上手く言えないが・・・
人間がいようといまいと、桜はそこにあって咲き乱れては散っていくじゃないか。
そして空は変わらず青く、柔らかな風が吹いている。
一体どうして何のために、この日常は繰り返されていくのだろう。
なんて、つい考えたりしないか?
しない!
私が考えるのは、美味しい御飯と楽しい仲間と、御主人のことだけだ。
あ・・・そうなの?
別に良いけどさ・・・
コメント