さてさて、エメルと鈴緑の『あまあまな時間』はいったいドコへ・・・
テロリストさんの予想外なアップロードに話は
えっちな意外な方向へ・・・。
ちょっと短い文になっちゃいましたが続きですっ!
そして、勝手に書いてごめんなさい。
-------本 文------
「おねえさーーーーまーーーー!誰っ!!!この子誰なんですかーーー!!!」
体に衝撃が走る。その出来事に鈴緑の耳も尻尾のピンと伸び立つ。
「ぎゃっ!」
意識が一瞬、菜の花畑を走り抜ける。その後ろから、おっとりした口調で
「あらあら、ニャッコちゃん、タックルしながら質問しても答えは聞けませんよー?エメルの黒目が家出しちゃってるの気付いてる?」
ニコニコと金髪の少女が入ってきた。澄ました顔で表情一つ変えず、まるでそうなることが当たり前でずっと前から決まっていたかのように。金糸のような髪、柔らかなソレが風にさらわれてしまわないように、内に秘めたモノを具現化したかのような深紅のリボンで結われている。
「はっ!おねえさま!帰ってきてくださいっ!おねえさまっ!かくなるうえは、其の可憐な唇に私の・・・ん~~・・・」
「わーーーーーー!帰ってきた!帰ってきたから!やめてっ・・・こらぁ・・!」
身の危険を感じた私は、迫り来る魔の唇を両手で押し返すように阻止する。
「あぅあぅあぅ・・・ご主人さま・・・」
そんな姿を見て鈴緑がわたわたする。それを目にした金髪少女がくるっと振り返り目を細め、
「あらぁ?見かけない子ですねぇ?アナタ、エメルのお友達?それともそれ以上?」
そっと右手で鈴緑の頬からアゴへ輪郭に沿って指を滑らせる。
「ひゃうっ・・・」
「あら・・・可愛い声で鳴くんですねぇ。ふふっ・・ねぇニャッコちゃん、私この子貰っちゃっていいですかぁ?」
アゴの先で指を止め、首を少しかしげて流すような視線をニャッコに送る。
「もっちろん!ミルルにあげるっ♪美味しくいただいちゃってー。」
「んもう、ミルルって呼ばないでって言ってますのに。ちゃんとミルキーと名前で呼んでと言ってますのに。まぁいいですわ。」
そう言うと、ミルキーは鈴緑に視線を戻しアゴで止めた人差し指に親指を添えてそのままアゴを軽くつまみ鈴緑の視線をミルキーに向ける。一連の仕草を見届けたニャッコは、
「それじゃおねえさま?私たちも『めくるめくカンノウの世界』へ旅立ちましょうっ!おーーねーーーえーーーさーーーまーーーー!」
「や、や、やああぁぁぁぁ!ニャッコ落ち着いてーーーーー!」
エメルの胸元に更に顔をうずめるニャッコ。
「この慎ましやかな胸がぁ、ハァハァ」
「や、ヤン、こ、こらぁ・・・ダメだって!ニャッコ・・・!」
その頃、もう一方では
「私、ネコミミっ娘って前々から興味があったんですよ~?仔猫のように可愛く鳴いてくださいましね♪」
「にゃ、にゃぅ・・・みどりはご主人さまのモノなのですぅ・・・ご主人さま以外の人に可愛がられるのはダメ・・・にゃ・・・なので・・・すぅ。」
必死に抵抗したいのだろうが、人の形に変化した鈴緑は自分のカラダの勝手がつかめず、身悶える程度しか動けないでいた。とその時、眩いフラッシュがミルキーの視界を遮った。
「コラ、ニャッコ!胸ばっかりじゃなくってソコは右手をスカートに滑りこませ・・・あ、コラそれじゃイチバン肝心なトコロがキミの背中で隠れちゃうじゃないか!」
「な、なんですの?せっかく気分が盛り上がってきましたのに・・・って、アイじゃないですかぁ。どうしてここにいますの!」
そこにまた一人やって来たのは、黒髪ショートのボーイッシュな少女だった。白のブラウスに緑の大きなリボンが少女の雰囲気を出しながらも上に羽織った黒のコートがそれ以上に少年の雰囲気を感じさせた。両手には一眼の大きなカメラを構えて。
「どうしてって、いつだって言ってるじゃないか。ボクはエメルのパンツ・・・いやエメルのいるところに必ず現れるんだって。でも、今日はそれ以上にエロ・・・いやスクープが撮れそうだけどね♪」
アイと呼ばれた少女は、構えたカメラを胸の辺りまで下ろすとミルキーへウインクする。
「本当にアナタのパパラッチ魂には頭が下がりますよ~☆まるで、屍に群がるハイエナのようですわ~。」
絶好のタイミングを邪魔されたことが余程気に入らなかったのだろう。満面の笑みなはずが、ミルキーの瞳は決して笑っていない。いや、敵意・・・いやいやソレは殺意すら感じられるほどだった。
「誰がパパラッチだよ!失礼だな!あんなのと一緒にしないでくれるかい?ボクの撮る絵には溢れんばかりの愛が詰まっているんだよ!アイだけに・・・ね☆」
「それは失礼しましたわ。そうですわね、ストーカーの間違いでしたわ。溢れんばかりの歪んだ愛とそのオヤジギャグは。」
そんな二人のやりとりに
「にゃうにゃぅ・・・。また増えたのですぅ。みどりとご主人さまはどうなっちゃうのですにゃぁ・・・っく・・・えくっ・・・」
大粒の涙が鈴緑の眠たげな瞳に浮かび始めたのだった。
To be continue・・・・する?
と、今回はちょっと『あまあまモード』はお休みでしたが、いかがだったでしょう?テロリストさんの絵がまた展開を二転三転・・・
むずかしいよーーーー><
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