さてさて、某えめるさまがあまりにも早い更新で
わたしも少し焦ってしまいましたとさwww
短い><
絵がコマ送りだから!w
私のスキルでは><
次はもう少しがんばって広げよう、うんそうしよう
------本 文------
「こぅら、ちょっと♪・・・ちょっと?ちょちょちょっ!!」
じゃれ付く少女は仔犬のようだった。「だった」そう、それが本当に仔犬だったら問題なかった。主人にじゃれ付く・・・。癒しの代名詞のような光景だった。しかし、今は事情が違う。じゃれ付いて来たのは『わん!』というもののどう見ても人だ、しかも可愛い少女。どんなに不意を衝かれても所詮仔犬の力なら全然問題なんてない。しかし、今は少女だ。しかも可愛い。さすがに不意を衝かれればいくら剣士の私でも・・・。
「や~っ><」どさっ・・・
押し倒されてしまった。けれど、少女は全く攻撃の手を緩めることなくひたすら顔を舐めてくる。
「こらっ・・・ちょっ・・・ぷふぁ、ダm・・・ん~・・・やめなって・・・んんん~~~~~!」
もう、目も鼻も口も余すことなく満遍なく舐められた。お嫁にいけないカラダにされたと思ってしまうほどに丹念に・・・。
「ハッハッハッ・・・わんっ♪わんっ♪」
少女はうれしそうに、瞳は星のまま私になおもじゃれついてくる。ふさふさした尻尾をヒュンヒュンと左右に振りながら。もう、抵抗するのもバカらしくなってきた私はされるがままで、まぁ場所も中央広場じゃないというのも大きかったのだが、その場に大の字で寝転がるように身を任せた。
「にゃ・・・・・・」バサリ
私の頭上で袋が地面に落ちる音がした。
(あぁ、さすがにこれはマズかったかなぁ)
私は、じゃれ付くポイントが胸に移ったタイミングで開放された首から上を動かして、音の発生源を確認する。
「あ・・・・・・。」
「・・・・・・。」
最近見慣れるようになった草履に足袋、そして緑色の袴の裾。その両側に買い物かごとビニール袋が一列に並んでいた。私は視線をゆっくりと空へ向ける。
「にゃ、にゃにしてるですか?」
「・・・・・・やあ、緑ちゃんを待ってたの。」
「そ、そうですかぁ。それはそれはお待たせしたのです。」
「いえいえ、とんでもない・・・。」
「・・・・・・って、にゃにゃにゃにゃにしてりゅんですかぁぁぁ!!」
鈴緑は顔を真っ赤にして全身を震わせながら叫ぶ。
「あのね、緑ちゃんこれにはウテナ湖よりも深い事情があってね・・・」
「そ、そんなのしらにゃいです!しかも、湖ってそんなに深くないじゃないですか!」
「おぉ、緑ちゃんナイスなツッコミだね♪って、そうじゃなくってだね。ホントにこれにはちゃんとした経緯(いきさつ)があってね、でも結果こうなったことに関しては私もわかんなくて・・・。」
私は、本気で怒り始めた鈴緑をなだめたいのだが、なんと説明したらいいかが全く見えず困ってしまった。しかし、その対応を早急に行わないといけない事は鈴緑の尻尾の膨らみ方を見ても明白だった。
そんな私の思考回路がそろそろ悲鳴を上げそうになったときだった。私の胸元の動きが止まった。私は視線を胸元へ投げると、少女が私と鈴緑を交互に見ていた。しかし、その表情は最初に見せた不安の入り混じったモノではなく、好奇心に溢れたそれはもう満面の面立ちで。
「ハッハッハッ・・・」
「まさか・・・」
「にゃ、にゃんですか?こ、こ、このドロボウ猫っ!」
私の時もそうだったけど、大きな声で何かを叫ぶとどうもそれがアタックの引き金になるようで、鈴緑が最後の単語を叫んだ瞬間、事件は新たな被害者を生み出すのであった。
「わんわんっ!」
「ひっ>< にゃ~~~~~~~~~~~~!」
「あっちゃぁぁ。やっぱりこうなることはお約束なのねぇ。おーい、緑ちゃんダイジョウブカーイ。」
私の声が聞こえるわけも無く、いや聴力に神経を注ぐ余裕もなく、鈴緑は少女の恐らく親愛行動の餌食となっていた・・・。
そして、儀式終了までには暫くの時間が過ぎたことは言うまでもない。
そして、その光景を目にしたエメルの口元に光る妄想の夜露で
彼女の中に新たな世界が啓いたのもいうまでもない。
とぅびぃこんてぃにゅう?・・・しちゃう?
⇒1.わんっ♪ 2.にゃうん☆ 3.じゅるり///
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