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ところで、お前ら。
俺を見て何か気がつかないか？


皮製の帽子だかメットだか装備してんな。


おうｗ
買ったんだぜ。
他に気がついた事はないか？
遠慮せずに言え。
特別に許してやろう。


鎧も新しいの買ったんだな。
そのくせ、ズボンは半ズボンのままだが・・・・


そう鎧も新しいんだ。
で、他には？
何も無いのか？
言えよ、俺を焦らすなよ。
そういう焦らしプレイは嫌いなんだ。
もういいや、言うぞ。
俺の鎧が赤いだろ？！
赤いってのは速いし強いんだ！
お前、初登場のときシャアザクのように真っ赤だって言っただろうが！
気がつけよ！！


あぁ・・・・
それ、赤いのか。
俺たち犬族は赤い色って知覚できないんだよな・・・・
それ、茶色に見える。
真っ赤なウソって言葉とシャアザクの色は知識として知ってただけだ。
荒野で生活してた俺に過度の期待をされても困るんだ。


・・・・・・。
ガッカリだよ。
今ほど種族の壁を感じたことは無いんだぜ・・・・
つーか、シャアザクを知識として身につける荒野の生活って何だよ。


泣くなよ、男だろ？
それより、その娘は誰だよ？
莉狐さんとニオイが違う・・・・


泣いてねぇよ！！
それよりも・・・・
若い女の子のニオイを嗅ぐのは、どうかと思うぞ。
ニオイで判断するなんて、うらやま・・・・不謹慎だと思うんだ。


犬ですから気にしませんよｗ


じゃあ、オレも・・・・


トウガラシスプレーって苦しいらしいですよ。
試していいですか？


ゴメンナサイ、ゴメンナサイ・・・・


ベルッド、バカな事を言ってないで紹介しろよ。


おう！
この娘は飛鳥さん。
名前は・・・・
え～っと、桜だったか月だったか・・・・・


名前を覚えてないのか？！


だって！
アスカッチって呼んでたから・・・・
誰だってあるだろう？
普段あだ名で呼んでて、滅多に呼ばない下の名前を忘れたりとか・・・・
お、俺なんかなぁ！
自分のお祖母ちゃんの名前を知らないぞ。
っていうか、忘れてるぞ。
だって生まれた時から、お祖母ちゃんって呼んでたし。


飛鳥です。
よろしくね。


おう！
よろしくなっ！！


バウアー、お前はもっと丁重に挨拶と感謝をしておけ。
アスカッチが名前を変更できるアイテムをくれたんだ。


なんとっ！？

飛鳥様！
私は貴女に忠誠を誓い、勇敢な戦士として貴女と貴女の保有する全てのものを防衛し、貴女に服従することを誓います！


えぇ？！
ちょっとまて！
お、俺の立場は！？