ルピナス鯖のブレイドマスター、ベルッドだ。
今日も俺は光の塔で戦い続けている。
予定では今日の夜あたりに、96レベルになれば良いと思っていた。
95レベルの40%、まずまずのペースだった。
そこへリングの仲間から狩りの誘いが入ったんだ。
回復剤もタマゴサンドも無くなっていたし、ちょうど良かった。
どこで狩りをするのかを聞いたところ、サウスDDだという。
以前、他の仲間と氷結DDへ行ったとき、剣士系ならばサウスDDと噂は聞いていた。
どんな所か見てみたかったし、今回の誘いは望むところだった。
誘いに乗って来たが5秒で後悔した。
氷結DDもそうだったが、ここも俺なんか来て良い場所じゃなかったんだ。
ここの敵は強大であり、俺程度では全然歯が立たないのだ。
それほどの敵を相手に仲間は驚異的な強さで倒していく。
その恩恵で俺にも膨大な経験値が流れ込む。
ありがたい話だが、前衛の俺が逃げ回るばかりなのは、何とも悔しい。
しかし、俺の遥か先を歩く仲間の戦いを見るのも、きっと何かの参考になるはずだ。
だとするならば、俺の仕事は生き延びること!
時折、俺も攻撃に参加するが敵に与えられるダメージは3桁。
仲間は5桁ものダメージを叩き込んでいく。
まさに桁違いだ。
俺の中に仲間に対する嫉妬の念が湧き上がる。
だが俺は、この醜い感情を大事に抱いておこうと思うのだ。
今に俺も強くなってやる。
そう、嫉妬は強くなるために必要な起爆剤なのだ。
仲間の活躍のお陰で、96レベルの70%にまで上がった。
ジョブも2レベル上がった。
仲間は俺を守りつつ、戦ったせいか疲労困憊で自分の庭に戻っていった。
しばらく眠るという。
しかし、俺に休憩は許されない。
仲間のおかげで、70%まで上がったのだ。
ここは97レベルにするべきだろう。
そして俺は光の塔へ戻って戦い続けた。
それほど時間はかからず、無事に97レベルになり庭へと戻る。
さすがの俺も疲れた・・・・
可愛い仲間達よ、俺を癒してくれ。
膝枕なんかしてくれると嬉しいなぁ・・・・
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