今日は攻防戦なわけだが・・・・
お前、参加して大丈夫なのか?
昔の仲間と戦えるのか?
大丈夫・・・問題無い・・・・
そうか?
なら良いんだが・・・。
~~~~30分後~~~~
いつも思うんだが、これだけ圧勝してるなら首都に進撃しても良いと思うんだ。

ベルッド、それは大人の事情。
仕方がないの。
あ・・・・ベルッド、こっちへ来て!
なんだ、どうした?
あぁ・・あれって、お前の仲間だろ?
同型機っていうか、姉妹っていうか。
やっぱり戦いにくいよな・・・・・

ううん。
私達は相手が誰だろうと戦いを躊躇することはないの。
ただ・・・
ただ・・・?
なんだ?
今、通り過ぎたのは私が所属していた連隊の仲間。
アレとあなたを会わせたくなかった。
そりゃまた、なんでだ?

アイツは連隊で一番の造形美を誇ってたの。
私なんか比較にならない美しい機体なの・・・・
あいつを見たらベルッドは、私の下から離れてしまう。
・・・・・え~っと。
俺は、お前の方が全然良いんだけど?
うそ・・・・
あいつのフォルム、あの曲線美。
私よりも美しい。
いや、そのなんだ。
ああいう機械的、造形美なんて俺には分からないし。
アルマとして人間になったお前の方が好きなんだけど。

あのフォルムの素晴らしさが理解できないの?
ええまぁ、残念ながら。

・・・・・・・・。
なに、その目!
なんか、俺のことを哀れんでる?
そこは『私を選んでくれて嬉しい・・・』とか喜ぶとこじゃないの?
・・・しかし、アレだな。
そこまで美しいって言うなら、ソイツがアルマになったら絶世の美女になるのかなw
・・・・許さないから。
他のアルマや女の子はいいの・・・・。
でも、私の同型機に心を奪われるのは許さない。
オーケー・・・・
話し合おうじゃないか。
まずは、その物騒な注射器を下ろそう、な?
同型機とやらの中では、お前が一番だからさ。
落ち着け・・・・
まだ目が物騒なほどに赤いってばよ。
ようやく落ち着かせた頃には、攻防戦は終了してましたとさ
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