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なぁ、バウアー
お前の妹は、部屋にいると静かにしてるよな？


そうか？
普通だろ？


アミスの学校だと、誰が相手でも飛びついて遊ぶだろ？
なのに、ウチだとさ。
キョトンとしてたり、シッポを振ってたり、服を引っ張って構って欲しそうな顔したり・・・。
さっきなんか、叱られると思ったのか萎縮しそうになったり。
なんか健気な感じなんだよな。


お前は俺の妹を考え無しのバカだと思ってんだろう！？


お、思ってねぇよ！
・・・ほんのちょっとしか。


こいつめ・・・
いいか、あいつはちゃんと空気を読むし、その場を見て色々と判断してんだよ。
あんな狭い場所で学校みたいに全力で遊んでみろよ。
メチャクチャになるぞ！
それでも良いのか？


なるほどなぁ！
そうか、兄と違って頭が良いんだな。


なんだと、テメェ！
・・・いや、それよりも気になる事があるんだ。


なんだよ、急に冷静になりやがって。


お前、妹を虐待してねぇか？


俺は女の子にだけは、絶対に乱暴なマネはしないっ！


姉貴と殴り合いしてるクセに。
信用できんな。


俺の攻撃が当たった事は一度もないっ！
それにアレは女じゃねぇよ。
似て異なる別の何かだ。


泣くなよ、大の男がよ。


泣いてねぇよ。


まぁいいさ。
お前を信用する。
でも、お前をじゃない誰かがやってるかもしれないぞ？


ミナ・・・いや、あの女は腹黒い女狐だが卑劣なマネはしない。


お前・・・信頼してるとは思えない暴言だな。


誰にしても、証拠も無しに虐めたかを聞けば傷つくよ。
まずは本人に確かめようぜ？


それがいいだろう。
と、言うわけで誰かに虐められてるなら言え。
俺達がやっつけてやるからな！


ぼくは虐められてないのです。
わうわう。


でもよ、頭を撫でようとしたら萎縮して謝ろうとしたろ？


ぼくが間違えた事をやると、皆が優しく頭を撫でながら教えてくれるのです。
だから、また間違えたと思って謝ろうとしたです。
わうわう。


よかった・・・
我が家に卑怯者はいなかったんだ。
よしバウアーも来てる事だし、三人で遊びに行くか！


わぁ～いｗ