世間がデュアルで一喜一憂している中、こちらはレベルアップで配達クエが出来なくなるのを惜しんでいた。
~天まで続く塔の島
ミヤオ「というわけで次のメンテまでの間にタイタニア界へと殴りこみをかけることになったわ」
桃「……いやいや殴りこみッて」
ミヤオ「だってドミ界とは違って行くためにはボスと戦わなきゃ駄目なんだから殴りこみであってるんじゃない?」
桃「え~」
ミヤオ「まぁそれはさておき、どうやらオートマタを連れてけば割とラクチンに行けるみたいだからさっさと行くことにしましょうか」
~中略
~ウォーターレイアー
ミヤオ「というわけでなんか捕まったけどぱっと脱出してやったわ。こうゆう時にもクロキンは便利よね」
桃「あたしは隠れれなかったからマーメイドに散々追い回されたけどね」
ミヤオ「ははは気にしない気にしない」
桃「まったくもぅ……」
ミヤオ「さ、あとはここで話を聞いてから水先案内人に真珠を渡せばOKだしもうクリアも同然ね。というわけでついでだからその辺を見てまわろっか!」
しかしこの不用意な判断が命取りだった。
マーメイド「あ、真珠くれるんだありがと!」ミヤオ&桃「!?」ミヤオ「おいこらまて!それは脱出に必要っていうか返せ!!」
マーメイド「え、またとってくれるって?いやぁ有難いなぁ~」
桃「うわぁ、話を全然きいてない……」
~しばらくして
ミヤオ「真珠が手に入らない……」
……シャンガシャンガシャン桃「レアドロップの要求かぁ、杏の時を思い出すね……」
ガシャンガシャンガシャンミヤオ「真珠貝なら数個ドロップしたのに……」
ガシャンガシャンガシャン
桃「でもここってアイテム精製師がいないんだよね」
ガシャンガシャンガシャンミヤオ「あ~、2足歩行ロボだ。しかも強化外装装備。うちのホラキもいつかあれに乗れるのかしら」
ガシャンガシャンガシャ……桃「でもご主人バレットセイバー育てたいんだよね?そうなると素材集めに支障が……」
ミヤオ「……それはさておき真珠集めを再開しないと」
アメジスト「なぁ代理マスターよ」
ミヤオ「ん、あれ?いたんだ」
桃「イベント用に連れて来たのご主人だよ」
アメジスト「私のことはいまはいいんだ。……でだ先ほど通りすがったロボ乗りはタタラベ系列の職なのだろう?ならばアイテム精製を取得している可能性があったのでは?」
ミヤオ&桃「あっ」
アメジスト「駄目元でアイテム精製を頼めば良かったのではないのか?」
ミヤオ&桃「……
しまった~!!」
~数刻後
ミヤオ「真珠集めに疲れた……」
桃「でもBPの人が通りすがるのを待つより建設的だよ」
ミヤオ「でもねぇ……」
アメジスト「む?あそこに居るのはボスモンスターか?」
桃「あ、ほんとだ。でも取り巻きがいないね」
ミヤオ「……よし」
桃「?」
ミヤオ「なんかむかついたしあいつを倒そう」
桃「なんで!?」
VS岩亀様~Battle1
ミヤオ「さて先手はいただき!!」
アメジスト「1しかダメージを与えられてないな」
桃「クリティカル狙いでもこれじゃじり貧すぎるよ~」
ミヤオ「……仕方ない戦術的撤退よ」
~Battle2
ミヤオ「良く考えたら原初の森の対カエル用火属性武器を持ってたままだったわ」
アメジスト「単発60~80、しかしクリティカルなら800近く与えれてるな」
ミヤオ「このままアサルト込みのディレイキャンセルで殴り続ける!」
桃「回復は任せて!!」
~十数分経過
ミヤオ「この調子なら時間はかかるけど行けそうね」
アメジスト「!?代理マスター、何か来るぞ!!」
岩亀様「……アースクライ」
ミヤオ「えっ?」
セーブポイントまで戻りますか?
アメジスト「アースクライは40秒周期で放つみたいだな」
桃「どうするの?あれを撃たれるとご主人はHP全快でも倒れちゃうんだよ」
ミヤオ「……ねぇ、あれってもしかして設置魔法ってやつ?」
アメジスト「魔法かどうかは分からないが恐らく設置系のスキルで間違いはないかと」
ミヤオ「……そっか、だったら設置妨害ってのを試してみるか」
~Battle3
ミヤオ「Lv1のスキャポ設置を最優先!後はディレキャンで殴り続ける!!あと余裕があればアサルト!」
アメジスト「相手がアースクライを放たなくなったぞ!代理マスター、作戦は成功だ!!」
ミヤオ「よしあとはスキャポを切らさないように……」
アメジスト「代理マスター!スキャポが切れてるぞ早く再設置を!」
岩亀様「アースクライ」
ミヤオ「しまった!」
桃「大丈夫!あたしは耐えれるからすぐに復活させる!」
ミヤオ「助かった!このペースで後は持久戦よ!!」
~しばらくして
アメジスト「よし!討伐成功だ!!」
桃「ご主人!ドロップアイテムは!?」
ミヤオ「カビ!うん知ってた!!」
その後必死にヤドスラッグ狩りをした結果なんとか真珠を入手。無事ウォーターレイアーからの脱出を図れたのだった。