11月に入ってからおしゃれ関連に浪費をし続けたミヤオたちだったが……
ミヤオ「…………」
桃（オロオロ）
ツムハ「…………」
空「うう、沈黙が痛い」
白「…………（ニコッ）」
黒「このままでは話が進まないな。でだ主よ、何故正座をさせられているか理解はしているな？」
ミヤオ「えと、まぁ一応は」
ツムハ「私もいるのはなんでなのですか～？」
空「ていうかなんであたしまで正座させられてるの！？桃は横で見てるだけで済むなんてずるくない！？」
桃「たぶん無駄遣いのことで怒られるんだと思うよ空お姉ちゃん……」
黒「そうだ、ツムハと空は前科があるからな。一緒に厳重注意というわけだ」
ツムハ「ホラキさんとセヴンスさんがいないのは二人とも特に買い物をしないからですか～」
ミヤオ「でしょうね。……で本題に戻るけどやっぱり今朝の買い物のことかしら」
白「はいそうですよ～。先日ご主人様は『無駄遣いしてひもなしバンジーは御免だ』といったにもかかわらず、今回40Mのすごい買い物をしましたね（ゴゴゴ）」
ミヤオ「いやいやちょっと待ちなさい。あれはあくまでもこれ以上ファッションに大金を使えないという意味だって。それに今回のも明らかにお買い得だから購入に踏み切ったのよ」
山吹「せやなぁ、『ティティル含む5枚のイリスカードが刺さった削れ1のチョーカー+2』が40Mなんは確かに安いかもしれへん。せやけどな今月に入って10日で100M以上使ってるのはさすがにあかんやろ」
新緑「浪費は一度始まると止まらない……」
黒「そういうわけだ。それで主たちにはしばらく無駄遣いを禁止してもらうことになった」
ミヤオ「むぅ」
ツムハ「でしたら仕方ないですね～」
白「わかったのならいいんですよ～。それでは今回のお話はこれで終了です」
ミヤオ（あれ？今回は折檻しないんだ）
桃（ご主人、白お姉ちゃんのことをなんだと思ってたの……）
黒「……念のためにもう一度確認するが、今回の話しをちゃんと理解してるな？」
桃「うん、欲しいと思っても我慢して無駄遣いしないようにだよね」
ミヤオ「欲しいものは安ければ買ってよし！」
ツムハ「ちゃんと値段を確認して一番安いところで買うということですね～」
空「買うならどうしても欲しいな～って思ったのだけ買えってことだよね！」
黒「……白、頼む」
白「あらあらｳﾌﾌ～」
こうして何も分かってない3人は今日も空を飛んだのでした。
菫「桃……、頑張ってミヤオさんの手綱を握ってあげてね」
桃「……たぶん無理」