コオミ「……緊張しますわ」
ウル「なに緊張してるんだ?ウルがいればヒャクニンリキだぞ」
コオミ「そ、それはそうですけれど。でも相手は武神最強と名高いレネットですわ。もしもがあると思うと……」
ウル「その時はまたチャレンジだ!」
ルゥ「……あの」
コオミ「どうしましたの?」
ルゥ「お手紙……、ツムハさんから助言って……」
コオミ「師匠からですの!?そういえば師匠もレネットと戦って勝利したとか……」
ウル「ならみるしかないな!」
コオミ「ええと、どれどれ……」
~
ツムハ『ヴェルレネットさんならヘキサ+透明化でイチコロですよ~』
~
コオミ「
二重の意味で無理ですわっ!?」
ルゥ「まだ……、続きある……よ?」
~
ツムハ『というウェットなジョークはおいときまして~』
ツムハ『ウォーロック系のコオミちゃんならサモンスケルトンに攻撃を任せて自分は設置妨害に努めておけば大丈夫かと~』
ツムハ『wikiによると死神召喚で支援するのも有りみたいですね~』
ツムハ『あと巫女系では物理ステにして殴り勝つという選択肢もあるみたいですから駄目だったらそれを視野に入れてみるのも~』
~
ウル「どうする、コオミ?」
コオミ「……覚悟を決めましたわ」
コオミ「とりあえず挑戦ですわ!負けたらその時また考え直しますの!」
~
コオミ「というわけなのでいざお願いしますわ!」
レネット「……まぁいいけど、付け焼刃でどうこうなるとは思わないことよ」
コオミ「では行きますわ!!」
レネット「
自分のとこだけ設置妨害してどうするの!スケルトンがラーヴァ喰らってるわよ!!」
レネット「
近づきすぎ!自分からラーヴァの範囲に入るとかバカなの!?」
レネット「
回復をパートナー任せにしていいの!?私がパートナー狙いになったらあんたゼーレの範囲内に入るわよ!!」
レネット「
ディスペルオーラ中の私に魔法攻撃するソウルイーター召喚しても無意味でしょうが!呼ぶなら物理ダメージのデスかガースにしなさい!!」
レネット「
スケルトンを入れ替えるときはまず入れ替えでサモンアーマーを出してからスケルトンを入れ替え直す!出ないとそっちにタゲ移るわよ!!」
レネット「
だから設置妨害忘れるなっていってるでしょ!!」
~
コオミ「な、なんとか勝てたよぅ……」
レネット「はぁ、だから言ったでしょ?付け焼刃で何とかなると思うなって」
コオミ「うぅ……。その言葉、身に染みましたわ……」
レネット「でも私に勝って無事転生できるようになったんだから精進しなさいよ!」
~
コオミ「危ない部分もありましたけれど何とか3人とも転生は果たせましたわ」
クヅル「転生作業もこれでひと段落っすね」
ナギハ「……でも楽しい楽しい養殖作業はまだ残ってるでござる」
コオミ「ですわね。これから運搬クエが回せるようになるまでレベルを上げないといけませんもの」
クヅル「その点は以前に中層解放したおかげで多少楽になったっすよ」
ナギハ「……ペットとれーるの力も大きい。あの貧弱ノートPCだと中撃ち養殖できないし」
コオミ「そしてそれらが終われば貯まったクエ回し。ゆっくりできるようになるのはもう少し先になりますわね」