ミヤオ「……移動力ねぇ」
ブースト「…………」
桃「どうしたのご主人?久しぶりにブーストを取り出したりして」
ミヤオ「いやね、こいつをもらった時のことを思い出してたのよ」
桃「あぁ~。キャパ限界近くの時にうっかり背負って行動不能に……」
ミヤオ「ホント懐かしいわね……。いや、そっちじゃなくて」
ブリキン「……?何かしら、そのぬいぐるみみたいなのは?」
ミヤオ「ん、これ?ブーストって言って移動力が上がるスキルを使えるようになるのよ」
ブリキン「移動力が上がるですって!?とてつもなく便利じゃない!!」
オトメ「けれど使ってるところはほとんど見ない」
ミヤオ「そりゃあ、ブースト装備したらパートナー装備できないもん。HP回復をパートナー任せにしている現状、狩り中にこいつを使うことなんてまずないわね」
オトメ「でも中憑依している者が装備すればパートナーとの両立は可能のはず」
ミヤオ「それなんだけれど、基本的に1PCだから中支援は期待できないし。そもそもの話……」
ミヤオ「
狩り場では常にSA発動してるから移動力UPの恩恵受けれないのよ」
桃「なんだよね~」
ミヤオ「……元々は『狩りの時に便利なアイテムあげるよ』ってことでもらったんだけど、結局うまく使えずじまいなのよね。いや、使いこなせれば便利そうなのはわかるけど」
ブリキン「ちょっと、それって常に移動力が落ちてるってことじゃない!遅くてストレスがたまるんじゃないの!?」
ミヤオ「え?全然。ていうか、むしろ状態異常のほうの移動力ダウンの影響を受けなくて快適なぐらいだけど?」
オトメ「そもそも移動のたびにSAを解除すればいいんじゃない?」
ミヤオ「それってめんどくさくない?それにSA解除を目安にエフィカスかけ直してるし」
桃「ご主人そのためにエフィカスLv2にしてるもんね」
~
ツムハ「余談ですけど『いちいち移動のたびにSAかけ直すのが面倒』という理由から、中の人はフォースマスターのSAを使いにくいと思ってるんですよ~」
ツキオミ「つーことは、ホークアイのSAも同じ評価になるのかよ。SAはホークアイの火力の要だろ、大丈夫か?」
コオミ「ワタクシの場合は基本養殖でしたからほとんど使ってないものの、似たような性質のSAを持つソウルテイカーは相性がいいかもしれませんわね。むしろ聞きかじりの知識ですけれど『移動力の関係で単独で行動しながら敵の集団をせん滅する』というスタイルは中の人に一番あってるかもしれませんわ」
~
ミヤオ「でも、狩り場を見てると他のイレイザーは別にSAを常時張ってるわけではなさそうなのよ。ブースト吹かして刹那で瞬殺、回復は濃縮エナポとかよく見かけるし」
オトメ「つまりアンタは主流から外れてると?」
桃「常時SA維持しながら狩り場を巡回してて攻撃は基本悪鬼なんてイレイザー、ご主人以外に見た記憶がないよ」
ミヤオ「まぁぶっちゃけ、パーティでの狩りをしたことがないから我流になった部分もあるわけだけど」
桃「流石にパーティ狩りだと移動力落ちるのは邪魔になるもんね。ソロだと自分のペースで行けるから問題ないけど」
ミヤオ「上でも言ったけど私自身はSA状態の移動力に不満はないのよね。でもやっぱり移動力って高いほうがいいんじゃないのってSNSとか眺めててふと思ったのよ」
オトメ「それでブーストを取り出して色々考えてたワケ?」
ミヤオ「そういうこと。ま、考え直した結果、別に今のままでいいかってなったけど」
ブリキン「じゃあ使わないのね」
ミヤオ「そゆことね」
ブースト「…………」
桃(心なしかさびしそうな表情に見える……)