雲一つ無い空
激しく照り付ける太陽
今まで見た事の無い魔物達の群れ
立ち尽くせば飲み込まれてしまいそうな足元
規則的な美しい景色の果ては見えず、それだけで感覚が狂っていく
赤い砂地を越えた先、まるで蜃気楼の様に現れたのは巨大な建造物だった
カーマイン遺跡。オアシスから西を目指して旅立った終着点である
(蛇足だが、とある冒険者は方向を誤ってひたすら東へ進みつつも何故か辿り着いたと言っていた。世界の中心に位置する街で、その数日後友と語らっていた際発覚したそうだ)
長い年月を掛け赤い石を積み上げて建造したであろうそれに、一組の冒険者が足を踏み入れる
「来ちゃいました」
「来たんだな」
黒い服を身に纏った魔法使いの少女が一人。その後ろには、レースをふんだんに使った耳付き帽子が特徴的な小さい少女が一人
「それじゃ、アウラ。宜しくね」
魔法使いが後方の仲間に声を掛けると、アウラと呼ばれた少女は煙に包まれていく
と同時に、耳付きのとんがり帽子やぬいぐるみの身体が煙の中心部から現れた。魔法使いの二倍近くある体長は、先程までの姿からは想像出来ない多きさだ
「まかせろ」
しかしぬいぐるみから発せられた声は、間違いなく少女のそれであった
魔法使いを乗せたぬいぐるみは、そのまま建造物の奥へと進んで行く
※以下、魔法使いご主人とパートナーの可愛い子との会話です(妄想)
「おおー、建物の中にも人が居るね」
「ん。ところでご主人」
「ハイハイ?」
「このまますすむのか?」
「そうだね。中心地に誰か居るみたいだし、今日はそこまで行ったら帰ろう」
「わかっ………!?」
「あれ?動けないね」
「ばか!あいつらにみつかったんだよ」
「うっそ?!さっきまで何もしてこなかったのに!」
「いたい!……足も、うごけな…」
「嘘嘘!アウラ、もうちょっと耐えて…」
濃縮マジックポーションを使った
「「ちがう!そっちじゃない!!」」
「ご主人、もう、だ…め…」
「アウラ!」
(……うわ、触手に絡まれてたのか。こりゃ動けない訳だぐふぅ)
「痛い痛い!回服薬使って立て直さないと!」
∞みなぎる体力を使った
「だから!そっちじゃな────────」
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あ~床をペロペロするんじゃ~
って事で。やっぱり、今回も駄目でしたw
冷静になれなかったのと、レベル高過ぎるダンジョンはそうホイホイ入ってはいけませんね←
いつかリベンジしよう;(因みに現レベルは67/31)
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