「あはは…
ごめん。駄目だった」
動けなくなっても、歯噛みする位の元気はあるのに
どうして起き上がれないんだろう…どうして戦えないんだろう!
悔しい
程無くして、手元にパートナーだった「彼」のカードが戻ってきた
あちこちに綻びが入っているが、どうやら無事ではあるみたいだ
前の防衛戦みたいにボロボロじゃないなら良かった…かな
時間は残り15分
もう少し私が耐えられれば。そう思っても、もう遅い
「…ご主人」
「ん?なぁに、アウラ?」
荷物の中から声がした。小さなぬいぐるみになっているダンプティー・アルマのアウラだ
とても心配そうに、彼女は聴いてくる
「また、たたかうのか?」
「そうだね。まだ、戦うよ」
「だって、勝てるかもしれないんだもの」
そう答えた瞬間
私はボロボロの身体のまま、戦闘空間から追い出された
さて、次はきっと大丈夫…と信じて。今は身体を休めよう