俺は今、特殊な任務に従事している。
パートナーを一人も連れていかない単独任務だ。
珍しいですね。
どんな任務なんですか?
それはな、お前に関する事なんだ。
私の?
クーレさんが言うんだよ。
シナモン・アルマは、シナモンの匂いがするのか?
ってな。
くんくん・・・う〜ん、自分では分かりませんね〜
ぅわぁ!?
なんですか、いきなり抱きしめないで下さいよ〜・・・
シナモンの匂い・・・わからんけど・・・
なんかもう、どうでもいいや。
美少女の体臭って、たまんないね!
ヘンタイですよ、そのセリフ。
それでは特殊な任務その2を実施する。
まだ何かあるんですか?
クーレさんの疑問を聞いて、俺がさらに疑問に感じた事があってな。
それを確認するんだ。
キリエさんの気持ちが分かりますね。
どうせ変な事なんでしょう?
余計な事ばかり考えるんだから。
非常に重要な事なんだぞ。
クーレさんがいなかったら、この疑問は思いつかなかった。
偉大な男に感謝を!
それで、どんな疑問なんです?
よくぞ聞いてくれた!
シナモン・アルマはシナモンの匂いがするのか?
良い匂いはしたが、シナモンかどうかは分からんかった。
もっと全身の匂いをチェックしたいが・・・
絶対にイヤです。
変な場所の匂いまで嗅ぎそうだし。
無理強いはしない。
俺は紳士だからな!
それで新たな疑問だが・・・
シナモン・アルマを舐めたら、シナモンの味がするのか?
絶対に絶対に嫌です!!
匂いがしないなら、味がするわけないですよ!!
わかったよ。
舐めないってば。
ホントですか?
勿論だ。
つーか、お前が庭で寝てる時に、思う存分に嗅いで舐めまわせば良いんだよな。
なーに大丈夫!
朝、起きたらヤケに身体がパリパリしてるだけだから!
私、絶対に水無月さんと一緒に寝るんだ・・・。
クーレさんに報告するのは、当分先になりそうだな。
その方も女の子の敵なんですね?
待て!
彼は疑問を呈しただけだ。
許してやってくれ。
全ては俺が悪いのだ!
わかりました。
水無月さんに、お仕置きはマスターだけと伝えます。
ちょっと待って!
標的は二人の方が逃げやすいよな?
奴には腕の立つパートナーもいるんだし・・・
水無月相手でも大丈夫だろう。
えっと、やっぱ二人でお願いします。
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