エミル・クロニクル・オンラインSNS

タランチュラ「うぅ……、折角空さんに助言してもらったのに失敗しちゃった」

タランチュラ「空さんはあのあと白さんに連れて行かれちゃったしどうしよう……」

デイジー「きゃあ♪悩んでるタラちゃんかわいい～」

タランチュラ「きゃ！デイジーさん！？」

デイジー「え～い、なでなで攻撃～♪」

タランチュラ「な、ちょっと、なでないでください！あとかわいいはやめて！！」

デイジー「顔赤くしちゃってかわいい～。え～いごろごろ～」

リリー「こらデイジー、あんまりいじめたら可哀想よ」

デイジー「はぁい」

タランチュラ「はぁはぁ……。あ、リリーさん」

リリー「デイジーがごめんなさいね。ところで貴方なんだか思い悩んでるようだったけれど、一体何があったの？」

タランチュラ「その、可愛いって言われなくなるにはどうしたらいいのか悩んでて……」

タランチュラ「そうだ！クールでカッコイイリリーさんなら何かいい案があったりしませんか！？」

リリー「えぇ！？そ、そんなこと急に言われても……」

デイジー「……あ！いいこと思いついちゃった♪」

リリー「デイジー！？」

デイジー「タラちゃんちょっと耳かして～♪ゴニョゴニョ」

タランチュラ「あの、タラちゃんはやめて……。ふむふむ……、え、それだけでいいんですか！？でもあんまりかわらないような……」

デイジー「大丈夫だよ♪むしろ変に無理するほうがタラちゃんには似合わないもん」

タランチュラ「わかりました！試してみます！！」

リリー（よくわからないけれど大丈夫かしら……）


～


空「ふ～、ようやく白姉のお仕置きから解放された～」

空「まぁそれ位でへこたれないのが魔王空だ！さ～て、早速おやつをいただこうかな……」

タランチュラ「ちょっとまったです！！」

空「その声はタラちゃん！ワルの真髄を学んでたはずじゃ！？」

タランチュラ「もうわたしはワルンチュラではありません！」

空「じゃあなんなんじゃあ！？」

タランチュラ「今のわたしは正義の使者、風紀委員タランチュラです！」

空「ふ、風紀委員だとぅ！？」

タランチュラ「そうです！風紀委員です！！デイジーさん曰く、古来よりルールに厳しい風紀委員タイプの女の子は『なんだよあいつ可愛くねーな』といわれる運命にあるそうです！！」

タランチュラ「つまり無理して悪い子にならなくても問題ないんです！！」

空「くっ、あまりの正論にぐぅの音もでない……」

タランチュラ「ですので空さん！」

空「な、なんだ！！」

タランチュラ「おやつの前にはちゃんと手を洗ってください！あと食べ終わったら食器はきちんと水につけて、歯磨きも忘れずに！！」

タランチュラ「それと他の人の分のおやつを勝手に食べちゃダメですからね！！」

空「ぐえ～！！」



～



タランチュラ「これでもうかわいいって言われませんね！」

デイジー「きゃ～、ドヤ顔のタラちゃんかわいい～♪」

リリー「そ、そうね……。おもわず撫でたくなっちゃうわ。ナデナデ」

タランチュラ「何で！？」