ルチフェロ「そこの貴方いいからだしてるわね。魔王軍に入らないかしら?」
ブリキン「あら、この最強の私に目をつけるなんて中々やるわね」
ルチフェロ「それじゃあ……」
ブリキン「でも残念ね、そのお誘いは受けられないわ。なぜなら私は最強だから!!」
ルチフェロ「そう、残念……」
~
ルチフェロ「困った、全然人があつまらない……」
???「何やらお困りのようね?」
ルチフェロ「……誰?」
バフォP「私?私は通りすがりの敏腕プロデューサーよ。何やらプロデュースを求める気配が漂ってたから……、と言うのはちょっとした冗談。本当は貴方が魔王軍を募集してるって聞いたから売り込みに来たの」
ルチフェロ「つまり配下になってくれるのかしら?」
バフォP「ええ。さしずめ役職は参謀あたりでどうかしら?」
ルチフェロ「頼れる参謀は大歓迎よ。格好も魔王の側近って感じだし」
ルチフェロ「……私も本当は貴方ぐらいないすばでぃなのよ?」
バフォP「あら、それは楽しみね」
バフォP「それでめでたく魔王の側近に採用されたところで、早速参謀として意見を言わせてもらうわね?」
ルチフェロ「うん、いいよ?」
バフォP「それじゃあまず今の状況だけれど、ルチフェロちゃんは空ちゃんにだいぶ出遅れてるわね」
ルチフェロ「そうね、ようやく配下が一人できただけだもの」
バフォP「それもだけど、それだけじゃないの」
ルチフェロ「どういうこと?」
バフォP「まぁ、これは説明するよりも直接見たほうが早いわね。それじゃあルチフェロちゃん、私についてきてくれるかしら?」
ルチフェロ「うんわかったわ。でも……」
バフォP「どうかしたかしら?」
ルチフェロ「『ルチフェロちゃん』って呼ばれると魔王の威厳に欠けるかも」
バフォP「あ~、確かにその通りね。それじゃあ『まおー様』でどうかしら?」
ルチフェロ「うん、じゃあそれでお願いね?」
バフォP「は~い、まおー様。うふふ」