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ツキオミ「さて暇だから先輩ンとこに顔を出しては見たが……」
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空「
喰らえ!3連射!バンバンバン!!」
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ツキオミ「うおっ!?」
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空「って、なんだツキオミか~」
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ツキオミ「……相手を確認せずにいきなり銃を撃つとはいい度胸してるなお前」
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空「はっはっは、安心と安全のECO弾だから問題ナッシングネス!!」
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ツキオミ「そういう問題じゃねえだろ。つーかおい、その銃……」
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空「あ、これ?ご主人愛用のバレットセイバーだよ?」
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空「誰でも使える簡単操作のうえ射撃も斬撃も思いのままの万能ウェポン!見よ!華麗なる3連射からの3段切りで案山子もイチコロだ!!ズバババン!!」
ベギッ! ![](./img/a2/a_9557_1_1434258595.jpg)
ツキオミ「おい、今変な音が……」
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空「そしてバックステップからの牽制射撃!バッキュー……ん?」
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空「何故だ!何故弾が出ない!?ちゃんとECO弾は装填されてるのに!?」
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ツキオミ「壊れたな。考えりゃわかることだが銃は精密機械だからぶつけたりすりゃパーツとかが歪んで壊れるに決まってんだろ」
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空「そんな馬鹿な!?ご主人が立ちはだかる相手を事あるごとになます切りにしてきた銘刀だぞ!そんな簡単に壊れるはずが……」
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ミヤオ「見つけたわよ空」
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空「げぇ、ご主人!?」
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ミヤオ「アンタが私のバレットセイバーで遊んでるって聞いたけど……、さては壊したわね」
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空「こ、こ、壊してナイヨ?」
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ミヤオ「壊れてないなら、さっさと返しなさいよ」
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空「じゃなくて実は壊れてました!!」
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ミヤオ「どっちでもいいからはよ返せや。あまりふざけてると白するわよ」
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空「……はい返します」
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ツキオミ(白はおそらくネコマタの白のことか。にしても動詞にまでなってんのかよ)
~
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ミヤオ「んでどう壊したわけ?」
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空「いや元から壊れてたんで……」
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ツキオミ「銃モードで案山子を切りつけて壊したな」
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空「ツキオミ!裏切ったな!?」
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ツキオミ「何がだよ……」
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ミヤオ「ああなるほどね。んじゃここをこうして……」
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ミヤオ「直ったわ」
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空「はやっ!?」
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ミヤオ「そりゃ正確には壊れたわけじゃないし」
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空「え、どういうこと?」
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ミヤオ「まぁ詳しく説明すると長くなるんだけど、簡単に言うなら壊れないように自分から壊れるみたいな感じかしら?」
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ツキオミ「ああ、つまり内部機構が破損しないようにするために別の部分が代わりに破損しやすくなってるのか」
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ミヤオ「より正確には破損じゃなくて変形かしらね。擬似的に剣モードに変形することで内部機構を衝撃から保護するわけ。勿論あくまでも応急的な処置だからあまり切り続けると通常の剣モードのときより破損の危険性は高くなるわ」
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ツキオミ「なるほどな。あくまでも擬似的な剣モードだから簡単な操作で銃モードにすぐ戻せるわけか。結構うまく出来てるんだな」
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ミヤオ「戦場では致命的な隙になる程度には簡単じゃないわよ。つーかアンタもホークアイの端くれでしょうが。そんぐらい知っときなさいよ」
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ツキオミ「生憎俺は弓専門なもんでな。それに普通銃で相手を殴ったりしねぇし、銃で攻撃を受け止めるとか以ての外だろ。バレットセイバーだろうがそんな使い方しねーよ」
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ミヤオ「いやいや銃で殴る、受けるとか普通でしょ?それこそバレットセイバー関係無しで」
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ツキオミ「いやいやねーよ。イレイザーと一緒にすんなっての」
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空「
あいやまたれい!!」
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ミヤオ「……なによ?」
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空「アタシ完全に蚊帳の外だったんだけど!つまりどういうことなのさ!!」
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ミヤオ「よーするに安全装置を掛けた状態のバレットセイバーが剣モードなわけだけど、その状態以外では切るなよ?壊れるからってことよ」
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空「あ~なるほど、そういうことか~」
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空「……それってわざわざ剣と銃が合体してる意味なくない?」
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ミヤオ「ないわよ?」
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ツキオミ「思いっきりぶっちゃけやがったな」
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ミヤオ「だって剣モードから銃モードに変形する際に各部のロック用兼保護パーツ外す必要があってそれがアイテム1つ分のキャパ喰うもの。それにモード変更には結構手間がかかって普通に持ち変えるより時間が掛かるし。ぶっちゃけ短剣と短銃一つずつ持ったほうが色んな意味で効率的よ」
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空「……じゃあなんでご主人はそんなネタ武器を愛用してるわけ?」
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ミヤオ「勿論カッコイイから以外の何があるのよ?」
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空「だよね~」
~
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ミヤオ「ああ一応念を押しとくけど、これらのバレットセイバーの設定はオフィシャルじゃないからね」
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ツキオミ「いや言うまでもねーだろ」